Noriko

25年間、日本とアメリカでキャビンアテンダントをしていましたが、3年前に早期引退し、自…

Noriko

25年間、日本とアメリカでキャビンアテンダントをしていましたが、3年前に早期引退し、自由の身となりました。 以前ハワイで日本語新聞の記者をしていたこともあり、書くことが好きです。アメリカのジョージア州でパートナーと猫2匹、犬一匹と暮らしています。

最近の記事

アメリカのチップが高すぎる!問題について

 「え、ここでチップ払うの? セルフサービスなのに?」  最近のアメリカのチップ事情について、あまりに高すぎるので書かずにはいられなくなりました。(日本の人に愚痴っても仕方ないのはわかってますが😓)  最近世界中で物価が上がっていますが、アメリカでは特に外食などサービスの価格がうなぎ登りです。  コロナの後、特にレストラン業界で人不足がひどく、何とか働いてもらうために従業員の時給を上げていて、ファストフード店でも$16-20ぐらい。物価の高いカリフォルニア州では、飲食店

    • 早期引退から3年の感想

       全然やめるつもりなかったのに、突然思いついて仕事を56歳で早期引退した。あれからその前のコロナ休職も含めるとほぼ4年になる。  そこで今までのところの感想を書いてみたい。  私が早期引退したのはコロナ真っ最中のの2020年夏。  日本ではまだ大したことはなかったが、アメリカでは人がバタバタ死んでみんなとても怖い思いをした。  勤めていた航空会社は少しでも経費を減らすため、最初は休職が可能な人は協力してほしいと求職者を募集。  その際、国の失業保険が下りるかもしれな

      • キンドル読み放題有効活用のコツ

         皆さんは、アマゾンのキンドル読み放題は利用してますか? 毎月千円弱のサブスクで、すべてではありませんがかなりな量の電子本が読み放題というサービスです。  私は3年ほど前から利用していますが、その利点と利用した感想、そして読んでよかった本を保管する私が編み出した秘術(と思ってますが、だれでも知ってるかもしれません🤣)をご紹介します。  まずこのサービスの利点といえば、「本屋に行かずして立ち読みできる!」ということです。  アマゾンで色々な本を注文できるようになった現在、

        • この歳になってわかってきた事

          私はこの夏に還暦を迎える(^^;) 孔子の言葉に「40にして惑わず、50にして天命を知る。60にして耳順がう(ひとの言葉に素直に耳を傾けるという意味だそうです)」というのがあった。 実際になってみるとどうか? まあそれにはほど遠く、今だに幸せになる生き方を探求しているというのが現状です。 でも、若い人から見ると随分な年寄りになってわかってきた事はいくつかある。 まず、いくら外見が歳をとっても中身は変わらないという事。 自分が若い時には、年寄りというのは別の人種のよ

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          今と昔の生活を比べてみたーテクノロジー万歳!

           私は今年還暦を迎えるが、この60年の生活様式の変化というのは若い人には想像もつかないほどではないだろうか? はたして生活は良くなっているのだろうか? それで、昔と今の生活を比べてみることにした。 そもそもこれを書くことを思いついたのは、友達にラインで連絡を取っていた時。ふと昔は自分から電話をかけたり、人を誘ったりするのが苦手だった事を思いだした。  昔はラインはおろかスマホなどなく、家電話にかけて家族にとりついでもらうしかなかった。そのうちに留守電なるものができて、便

          今と昔の生活を比べてみたーテクノロジー万歳!

          《創作童話》風のにおいとマル                    

          これは、とってもハナがきくマルという小さなちゃいろの犬と、マルがであった、キツネのおはなしです。  その日も、いつものようにおさんぽにでかけたマルは、風の中に春のにおいがまじっていることに気がつきました。 「うーん、何だかいいにおいがする。春のにおいにちがいない」 そうして、ハナを上に向けたまま、どんどんにおいのする方へ歩いていきました。 やがて原っぱをぬけると、そこにはまっ黄色のなの花畑が、広がっていました。 「わあ、黄色いじゅうたんみたい!」 マルは、目を輝か

          《創作童話》風のにおいとマル                    

          心が軽くなる方法ー過去、未来をシャットアウトして今だけに意識を向ける!

          最近、エックハルト・トールのPower of Now の日本語版「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」を読んだ。 世界がひっくり返るほど感銘を受けた。 英語版はずいぶん前に読んで目からウロコ!というほど感銘を受けたのを覚えているがが、そのまま読み返すことなく引き出しの中に眠っていた。 前回、左脳の使い過ぎ(自動思考)をやめて、意識的に右脳をもっと働かせる(マインドフルネス)ことが幸せへの近道ではないかと書いたが、この本のテーマはまさにそこ。 私たちは、普通に暮らし

          心が軽くなる方法ー過去、未来をシャットアウトして今だけに意識を向ける!

          左脳が機能しなくなった脳科学者の話

          最近、人間の右脳と左脳の働きについてのビデオや本を読む機会が続けてありました。 一つは脳卒中で左脳が壊れてしまった脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の話です。 左脳というのは、論理的、現実的な思考をする脳です。 これが働かなくなったテイラー博士に何が起きたかというと、突然至福感に満たされて、自分はすべてのものと繋がっていると気づく、いわゆるワンネスを経験したのです。 これは、感覚的、本能的な思考をする右脳の働きが左脳にコントロールされない結果起こったことで、後に博士

          左脳が機能しなくなった脳科学者の話

          創作童話:かなちゃんのふしぎな帽子

          かなちゃんは、小学校の2年生。ふわふわのくせ毛で、雨の日には、かみのけがボワーッと、ふくらんでしまいます。今日も、学校の帰りに同じクラスのつよしくんにからかわれました。 「お前の頭、ボワボワで鳥のすみたいやなあ。鳥のす、鳥のす、やーいやい」 ほかの男の子たちも、いっしょになってはやし立てます。 「鳥のす、鳥のす」 「ぴっぴぴのぴ」 かなちゃんは、涙をこらえて、走っておうちに帰りました。 かがみを見ると、ほんとうにクシャクシャです。 「お母さん、わたし、こんなかみのけ

          創作童話:かなちゃんのふしぎな帽子

          意味のない思考をやめて心を穏やかにする方法ー2冊の本より紹介

           私たちは、考えても意味のないことを何度も考えていたり、過去に起こった嫌なことを反芻して考えて、もやもやした気分になることがありますよね? 私はよくあります。  これらのぐるぐる思考を減らし心を穏やかにする方法で、私が効果的だと感じたものをを2冊の本からご紹介したいと思います。 まず、岡本直人氏の「ヨガと瞑想について」から学んだ方法です。  次から次へと頭に浮かんでくる思考について。例えば今朝、上司に挨拶したら無視された。その上司は何か考え事をしていたのかもしれませんね。

          意味のない思考をやめて心を穏やかにする方法ー2冊の本より紹介

          赤毛のアンから好きな言葉

          #大切にしている教え の第二弾です。 今回の教えは、私が中学生の時に大好きな本「赤毛のアンシリーズ」の中で出会った言葉で、それからの私の人生の指針となりました。 それは、アンが将来何をしたいか恋人のギルバートと話し合っているときに言った言葉で、 「私は人生の美しさを増したいと思うの」 というものです。 まだ中学生で未来は漠然としており、将来何になりたいとかどこへ行ってみたいとかはっきりした目標もありませんでした。 それでもアンの世界に憧れていた私はこの言葉にとても

          赤毛のアンから好きな言葉

          不平不満をやめて状況を変えよう   

          今回は「#大切にしている教え」という題での募集に応募という形で書いてみました。 私の大切にしている教えの一つは、「気に入らないことがあるならそれを変えなさい。変えることができなければそれに対する自分の態度を変えなさい。不平不満は言いなさんな」という言葉です。 アメリカの詩人、公民権活動家のマヤ アンジェロウの言葉です。 私たちは気に入らないことがあると、愚痴や不平不満を言いがちではないでしょうか? けれど、それで何か状況が変わるでしょうか? 人に愚痴や不満をぶちまけて

          不平不満をやめて状況を変えよう   

          アメリカ移住で得た開放感と自由

          私は32年前にアメリカに移住しましたが、それで色々な日本で感じていたプレッシャーから解放され、体調も良くなったことについて書いてみます。 アメリカに住んでまず感じたのは、何をするのも自由で人にとやかく言われることがないということです。 日本にいたころは、みなと同じにしないと会社の先輩にわけのわからないいちゃもん(少なくとも私はそう感じました)をつけられて注意されました。 会議の前には、やはり先輩から「こうすることになっているから」と根回しの指示があり、一体何のための会議

          アメリカ移住で得た開放感と自由

          日本の将来と今の若者の傾向について考えたこと

          こんにちは! 随分堅苦しいタイトルを付けてしまいましたが、最近友達と話していて考えたことについて書いてみます。 これは友人の持論なのですが、今の若者は景気がよく日本が栄えていた私たちの世代とは違い、成功したり出世したりお金持ちになりたいという野望はなく、今のままで十分快適という人が多いように思います。 それはそれでいいことなのですが、その快適さというのは前の世代が一生懸命努力して積み上げてきたものです。 その快適さの上でのんびり生きていく人が増えすぎると、やはり野望があ

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          人生に保証はない!…夫の死から学んだこと

           今日は、順調に進んでいた人生が突然崩れ、人生に保証なんてないんだと気づいた時のことを書いてみたい。  それは、私が47歳の時。 27歳で結婚した夫と急に死に別れた。 夫は享年51歳。まだまだ元気な働き盛りだった。 首に黒いあざのようなものが現れ慌てて医者にかかったところ、動脈瘤か運動で首を痛めたのだろうから、アスピリンを飲んで様子を見るようにと言われた。 私は夫に、それ本当に腫瘍じゃないの?と聞いたが、夫は「医者はその心配はしていなかった」というのでそのまま様子をみ

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          認知症や精神疾患について、気が付いた大切なこと

           母の認知症と、私がストレスか感染症から躁状態になった時に大切なことに気づいたので書いてみたい。    認知症と精神疾患というと少し違うが、自分の躁状態になった経験では、自分の表現方法が変わっても中身は変わらないということだ。これは認知症でも同じではないだろうか。  母は1,2年前から認知症、脳出血を患って、もう昔の母とは違う。  最初は変わってしまった母に面食らって、もう私の知っている母はいなくなった、今の母は別人だと思った。  介護のため3か月実家に帰り介護したが、

          認知症や精神疾患について、気が付いた大切なこと