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祈りについて知っておきたい事

 若いころから引き寄せ、祈りに興味があり実践してきたが、疑問に思っていたことがある。それは強く願えばたいていのことは叶うが、それで果たして幸せになれるかということだ。

 どうしてそんなことを心配するかというと、今まで叶った願いを思うとき往々にしてそれが思ったものと違っていて大変な思いをしたり、体調が悪くなったりして手放しで喜べない状況が訪れたからだ。

 その疑問が天外伺朗氏の「祈りの法則」を読んでいて先日解けた。

 それは、「あの高校に合格したい」とか「成功して裕福になりたい」という祈りは、例えば自分が受かれば誰かが落ちるというこを容認したエゴの実現を祈っているだけで、こういう「宇宙の流れ」をコントロールする祈りというのは宇宙にゆがみをもたらし、その人や周辺に災厄が及ぶことがあるということだ。

 それは祈りの力が強い人の場合に顕著で、世間的には成功していても家族にうつ病や統合失調症など精神を病んだ人を抱えていたり、自殺者がいたりする場合がほとんどだという。

 私は思い当たるだけにはっとした。
これは知らないと怖いことだ。

 では「宇宙の流れ」を変えない祈りというのはどういうものか?
それは、「何かをどうしてほしい」という結果を求めるのではなく、ひたすら感謝することだという。

 氏はそこでインデアンの祈りを紹介している。
「すべての動物、植物、鉱物は母なる大地が生み出してくれた私たちの大切な兄弟姉妹であり、そのすべてに感謝する」からスタートする長い感謝の祈りだ。

 そして、何か特定のことを願っているなら、その願いの本質を見極める。
特定の会社や学校に入ったり、仕事に就きたいのなら、その裏にある本当に得たいもの、例えばそこで友達を作って楽しく過ごす幸せや充実感、満足感、安心などを求める。そして必ず感謝することだ。

「結局、すべてに感謝しているとやがて感謝すべきことしか起こらなくなるんだ」
これはインディアンの長老の言葉。

 祈り、引き寄せは効果があるが、やはり自分だけよくなることを願う自分本位な祈りは叶ってもちょっと怖いところがあると個人的には思う。

 他の人もこれを実感しているかどうかはわからないが、これからは感謝の祈りを実践していこうと思っている。

 

 



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