香水を
香水をもう何年も変えてない
この匂い好きだって言った男が何人かいて
久々会った時つけさせてと
つけさせてあげたことがあった
街で似た匂いがするとキョロキョロすると聞いた時は嬉しさよりも
ずきっとした
私の事なんて忘れて欲しい
記憶に残ってほしくない
私の事は忘れて欲しい
香水が恐ろしくなった
それでも
変わらず同じ香水をつけてる
私のせいじゃない
香水のせいでもない
覚えている方が悪いんだと
私の事なんて忘れて欲しい
忘れて欲しい
私は香水じゃないし
香水で私を思い出さないで欲しい
忘れて欲しい
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