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大事な人にも同じことを言うか、同じことをするか。それだけを胸に。

さくら事務所グループの経営を離れ、ほんとにYouTuberになっちゃった(元)不動産コンサルタント長嶋と10年ぶりくらいになるのかなあ…2人の共著を出版させていただきました。

不動産のことを2人で語る本は、これが最後になるかもしれません。

なーんて、毎年その年が終わる頃には予想のはるか斜め上いってる日々なので、先のことは誰にも自分にもさっぱり、わからないものなのですが。

第三者としての不動産コンサルティング・ホームインスペクション事業を22年やらせていただいて、NHKさんで大ヒットした「正直不動産」の監修にも携わらせていただいて、

どうしたら人と不動産のより幸せな関係が加速するか、どうあれば日本の不動産をとりまく仕組みはより良くなるのか、どんな業界なら「正直不動産」なんて裏話が描かれない一流の仕事になるのか、ずっとずっと考え模索し、情報発信を続けてきました。

それでも自分たちが理想とする世界が見えないのなら自分たちでつくろうと、らくだ不動産を設立したのが4年前です。

「両手取引をしない」「取引ありきじゃなく、買うか買わないか、売るか売らないか、今なのかそうじゃないのかから相談できる」「物件の前に信頼できるエージェントを選ぶ」「聞かれなくても専門領域じゃなくても、専門家ネットワークで必要な情報はすべて提供する」

自分が不動産取引をするなら当たり前に願う「正直不動産」であることをコンセプトに、理想だけは高く、自分の知見や能力もともなわないまま無謀に立ち上げ呼びかけたら、

副社長の風戸さんはじめ、不動産業界大ベテラン、大手出身の敏腕エージェントたちが続々と収益性が低い(両手取引をしないため)、仕組みも何も整わず全部が自分たちで手作りしなきゃなんない小さな、らくだ不動産なんておかしな動物名の会社に集ってくれました。

業務上の経験も知識もスキルもはるか私を上回るベテランたちを前に、私に言えることは何もなくて、

「あなたたちが大切に想う、家族でもパートナーでも親友でも、その大事な人にも同じことを言うか、同じことをするか、それだけを胸に問うて仕事をしてください。今その人で必ず売り上げをあげるんじゃなく、今これから優しい関係を築いてください」

それだけお願いしたら、本当にこつこついい仕事を積み重ね、それぞれがたくさんのご依頼者の笑顔と関係性をつないでくれて、その姿勢をあったかいご依頼者、周囲の方々にうんとうんと応援いただいて、

激動だったこの4年を毎日を楽しく、愉快に笑いあい熱く夢を語り合いながら、想像以上の場所まで旅させていただきました。

らくだ不動産HPトップにある言葉、
「売る」「買う」を相談できる会社はあるが、「売るべきか」「買うべきか」を相談できる会社は、ない。
は、ご依頼者から御礼としていただいた、かけがえのないメッセージです。

誇らしく愛してやまない仲間たちと、信じがたいほど大きく豊かな慈愛と共感で支え続けてくださったご依頼者、関係者の皆さまには、心の底から感謝しかありません。

そして本日予約開始の新刊も、予約でベストセラー1位を爆走中だそう…
本当に、本当にありがとうございます。

この本がどうか、一人でも多くの方々の、不動産とのより幸せな関係を結ぶ一助となりますように。

悩める売主を救う 不動産エージェントという選択



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