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チーズはどこへ消えた?
「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン著)は全世界2800万人に読み継がれるビジネス書です。
この本を読んでから変化を受け入れることの大切さを学びました。そして、漫画化されていたのを見て懐かしく思い、購入してみました。
漫画パートが多いですが、ストーリーもわかりやすく、途中の挿話や解説もわかりやすいです。普段あまり読書をしない方にもお勧めです。帯にあるように30分ほどで読める内容だと思います。
あらすじ
2人の小人と2匹のネズミの物語です。迷路でチーズを探しながら暮らす2人の小人と2匹のネズミは、あるとき大量のチーズを発見します。
大喜びの2人と2匹。しかし、ある日大量のチーズが消えてしまいました。さっさと次の場所へチーズを探しに行った2匹のネズミ。しかし、2人の小人は突然の変化に戸惑い、進退について悩みます。2人の下した決断は…?
「変わる」ことへの不安と恐怖
人は「変化」に対して不安やストレスを感じるため「安定」を求めます。
確かに嫌な経験はしたくないので、何もなく、平穏で平和な生活を求めることも多いでしょう。
変化そのものを勘違いしていることもあります。変化は「大変なこと」「苦労すること」「失敗するかもしれない」「恥ずかしい思いをするかもしれない」というネガティブな感情を持ってしまっている方もいるでしょう。
そもそも私たちの身体も変化し続けていますし、変化がなければ成長もできません。
しかし、新しいことを始める、環境を変化させるためには時間、手間、勇気、決断、エネルギーが必要です。時にはお金も必要になるでしょう。
仕事や家庭においても変化が生じますね。例えば、家庭では結婚した、子どもが生まれた、子どもが進学した、身近な人との別れ。仕事でも転職した、異動した、昇進したなどがあると思います。
それらの変化に対して私たちの中には
・変化にの先にある挑戦に対してリスクを強く感じて前に進めない。
・変化に不安、おびえを感じて認めない、変化に逆らうこともある。
・変化に気づくことだってあるし、すぐさま行動できることもある。
・変化に対してもっと良いことがあるに違いないと考えることもある。
といった感覚があります。しかし、共通して言えることはどんな人にも「迷路」の中で迷いながらも自分の道を見つけて進んでいく必要があること。
「変化を楽しむ」ということ
私たちは自身の過去の経験や他からの情報、知識などを元に行動を決定することが多いと思います。それらに加えて、その時々の感情や感じ方、捉え方も加わるため、何か物事を決めるまでの過程が複雑化するのだと思います。
自分がどんな「チーズ」を大切にしているのか。なぜ古い「チーズ」に固執してしまうのか。自分は何に恐れているのか、を考えてみてもよいかもしれません。
そして、新しいチーズを探すための「迷路」をいかに楽しむのか。
新しいチーズを得た先にある自分を想像して楽しむ。
という感覚を大事にできるとよいのかなと思います。
さらに変化をポジティブに考えるのであれば、
「安定を求める=成長を拒否する」
「変化することが人間の本質」
「変化とは新しい自分に出逢う」
「成長するための変化」
という言葉もあります。
以上、本書を読んで感じたことでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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