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システムはいつまでも同じではない。

【システムは短い間に変わっていく】
最近、SNSで「病院に行ったら老人にデジタル端末を使わせていて、とてもじゃないが、使えない」などのメッセージを見る。コメントにも「最近の病院はダメだ」のようなメッセージが並ぶ。同じようなことは病院に限らずあちこちであるのだが、ことデジタル化されたシステムはこれからAIが導入されていく予定なので、システムそのものがどんどん人間に合わせて対応が変わっていく、というごく近い未来が見える私にとって「それはいつまでそのままなのかなぁ?」と思ってしまう。

【デジタルはAIになると自分で自分の変化を作る】
現在のシステムは、AIが背後にあると、どんどん人間臭くなり、誤入力や戸惑っている態度などを見て学習し、自分がどういうアクションをすると、システムを使う人が受け入れるのか?あるいは受け入れないのか?なども、どんどん対応を人間のように変えていく。それが新たなAIによるITの世界だ。であれば「こんなシステムじゃ使えない」というSNSなどの書き込みをAIが読み、では、どういうアプローチであれば正しい操作をしてくれるのか?音声入力が必要なのか?音声入力はどのようにするのか?などが学習されて変わっていくことになるだろう。カメラがあれば戸惑った表情、うまく入力できて「OK」が返ってきたときの少し嬉しい表情なども「学習」していくはずだ。

AIは人間のように振る舞うが、それは、このように学習という面でも同じだ。だから、自分自身を変えていく、ということができるので、まるで人のように対応している、と感じるのだ。

【総務AI】
実際、現在あるシステムでは、会社にある就業規則などを全部読み込み、会社で行われる会議も傍聴し、その内容を全て記憶し、そこから、社内で起きる面倒な問題への答えを、まるで総務の人間のようにする、というAIも近いうちにできる予定だと先日聞いた。

全ては変わっていく。短い間に。いつまでもそのままではない。だから「今がダメ」だからこれからも全部ダメではない。


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