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「拡大しない」世界が始まった

【変わる前提】
特にエンターテインメントなど、マスを相手にしたプロモーションやマーケティングは、その根底にある「前提」そのものが、以前とは変わってきている。

【少子化だから人は増えない】
まず、あちこちで言われていることだが、「少子化」は、50年は続くと言われている。つまり「若い人」の数は減る。だから、若い人間へのマーケティング対象人数はこれから縮小する。マーケットの基礎が拡大しない。縮小する。今日現在、相手にすべきマーケットは高齢者に変わっている。

【若い人は同じ方向を向かない】
高度経済政長期のように、この「若い」彼や彼女が、雪崩を打って同じ方向に向かない時代になった。情報の取得元として、マスコミ以外の選択肢がなかった時代ではなく、マスコミの信頼も地に落ちた。エンタメはマスコミだけではなくなった。

【若い人ほど「将来も」稼げない】
さらに、その若い人の将来は産業構造のタイムラインとして、金額的にも拡大しない時期に世界的に入った。製造業や建設・土木業などの実態の世界経済は縮小中だ。いま、稼げている人の将来は多くが収入減となる。

【ビジネスを見直す時期に】
これまでのビジネスモデル構築の前提である「社会の経済的拡大」はこれから消えようとしている。前提が崩れた。これを意識するところから、次の時代を作っていく必要がある。

そんな時代に入ったのだと、最近は思っている。

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