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天才を車窓で説明してみた。

中野のバーでまどろんでいた金曜の夜。隣の会社員が「天才とは?」という話題をひざを突き合わせて熱心に語り合っていた。

目のギョロリとした方が、輪廻転生には時間の逆行性があり、現世のひらめきを過去に持ち込めると言っている。

正直なところ、私の中では輪廻転生の概念はあったらいいな程度の願望に過ぎず、現実味を帯びないものとして位置していた。

そんな感じで蚊帳の外でぼーっとしていた私だが、「天才とは?」に対する比喩的な解答をぼんやりと持っていた。

天才とは、人生というキャンバスの終着点を思い描き、最短距離で最大限の努力をしたものである。というものだ。

これは、電車から見える景色をイメージすると手触り感のあるレベルで理解いただけるかもしれない。

あなたは今、電車に座って、目の前の細長い窓から景色を眺めている。今見える景色は、数秒もすれば過去の物となってしまうわけで、時間の蓄積があなたの歴史となる。我々は片道切符の電車の中で、今という連続性に身をゆだねている。

我々はどちらかというと今を生きるに精一杯である。その一方で、天才は早い段階で終着点までの人生を思い描いているのだと思う。

今見えている景色から、将来見るであろう景色を想像し、連続性のある中で選択を繰り返していく。今を、ただ過去に蓄積させるのでなく、未来につなげていく。(ちょっと自己啓発っぽいけど笑)

また、天才は未来への選択を手助けるために、景色以外も見ていると思われる。

景色(A)を見るということは、景色以外(Not A)を見ることでもある。そうすれば、単純に1つを見て、2つ以上を知ることができる。

ざっと書いてしまい、粗削りのところがあるので、また近々アップデートしていきたいと思う。

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