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糖質を摂るとどうなるの?〜インスリンは体を作る・太らせる同化ホルモン

人工甘味料スクラロースの入ったEAA(必須アミノ酸)を一日中チビチビ小分けで飲んでいたら、味覚がおかしくなって甘みだけ感じなくなった、という記事を前に書きました。

このところメキメキと舌が回復し、また世界に甘さが帰ってきたよ!

快気祝いに食べたのはモンブラン。

「うまーーー!」と叫んでいたら、先日、仲間たちがどら焼きやら麩まんじゅうやらを差し入れくれて、このところメキメキと糖質を摂っております。

昨夜は大汗をかいて稽古したのち、夜中に七尾製菓のピーナッツ入り太鼓せんべい、バリバリ食べてたもんね。

何だろう、砂糖と小麦のこの中毒性。

でも今日書きたいのは「糖質がいいか・悪いか」ではなく、そういう議論がいかにナンセンスか、ということ。


今は、脂質を減らして、ある程度の糖質を摂っています。

体の反応が良くなってきて、体が受け付けないのは速攻で排出される。
ナッツの食べ過ぎは一発でアウト。鯖缶もダメ。

鯖缶はタンパク質とオメガ3の優秀な栄養素っていうから、そのためにしばらく摂っていたけれど、漁村生まれやのに、缶詰にされた魚はやっぱり不味くて無理。油も多すぎる。通常なら焼いて程よく油が落ちるけどね。

糖質は調整がまだぎこちなく、甘いのウマー!とかやってると、ついつい食べすぎる。


で、糖質を摂るとどうなるの?というお話。

わたしの場合、代謝しきれない糖質は血管を炎症させます。

よく活性酸素による酸化は「体のサビ」、糖化は「体のコゲ」っていうじゃないですか。それです、体のコゲ。

通常、血中にブドウ糖があふれて高血糖になると、大きく二つのことが起きます。

1、インスリンが出る
インスリンは糖を代謝させて筋肉や脂肪細胞に輸送させる

2、脂肪やタンパク質の合成を促し、分解を抑制する

わたしの血中成分は遺伝的な一つを除いて健全で、血糖値も正常、中性脂肪もかなり低め。
でも糖代謝がまだ弱いから(そのうち変わるよ〜)、コラーゲンを糖化させやすい。

コラーゲンは血管内壁の強度と弾力性を保ってくれる体組織の基礎。
まだ強さを回復しきれてない血管内皮は、糖化の影響を受けやすく、炎症しやすいってわけです。

筋肉に回ってくれる糖は筋肉たちの大好物で、これがすみやかなエネルギーになってくれる。これは糖の異化作用です。
友人たちからもらった麩まんじゅうとどら焼きは、すみやかにウキウキと筋肉たちへ運ばれました。ありがと!!

でも、昨日の夜中に食べた七尾製菓のピーナッツ入り太鼓せんべいは、なーんにも使い道がないから、内臓脂肪にとりあえず蓄積されます。
糖が脂肪に変わるんだね。これは同化作用です。

(えらそうに語るんなら、稽古の前に食べとけっちゅーの)

内臓脂肪は一晩でついてあっという間に絞れるので、反応が早くなったなあ、と感じます。

たまってくると、やばいけどね。


「糖質を摂るとどうなるの?」のわたし的まとめ

・代謝しきれないと血管が炎症する。
(これはデメリット)

・使う前ならインスリンによって筋肉に回り、そこでエネルギーになる。
(これはメリット)

・使わないならインスリンによって脂肪に回り、内臓脂肪になる。
(メリットでもデメリットでもなく、たんに蓄積)

今朝気がついたのはもうひとつあって。

・皮膚の修復が進む。
(これは大きなメリット!)

皮膚も血管と同じく、コラーゲンが多い場所。とくに目の周り、鼻の周り、口の周りが修復されていて、夜中にバリバリお菓子食べて、アニメ観ながらパソコン作業してた人とは思えない(笑)

何で血管があかんくて、皮膚がいいんだろ・・・?

皮膚では何が起こっているのか。
おそらく、コラーゲンの糖化(糖化タンパク質)の影響より、インスリンがタンパク質を合成する(必要な組織を修復する)メリットが上回っているんだろうと思います。
同じコラーゲンでも、タイプが違うし。

ちなみにタイプ分けはこう。参考までに。
 Ⅰ型コラーゲン(強さ)骨、皮膚、腱、靱帯
 Ⅱ型コラーゲン(軟らかさ)軟骨
 Ⅲ型コラーゲン(弾力性)皮膚、血管

皮膚は体から一番外側だから、皮膚の細胞修復が進んでいるということは、修復機能としては全体に上がっている、はず。

こうやってみていくと、糖質がいいか・悪いかという視点て、めちゃ薄っぺらい。

じゃあ今のわたしはどうすればいいのかというと。

ここまでみてくれば、簡単。
・活動前、運動前に糖質を程よくとる。運動前はインスリンをしっかり出してあげる。
・血管だけは修復より破壊が上回っているから、夜中の太鼓せんべいはやめとけ。
・細胞修復を進めるために、夜にマルトデキストリンを適量入れてみようか。

という感じ。
マルトデキストリンは、酵素分解されたでんぷんで、ブドウ糖より甘くなく、吸収が速い。

メリットを保ってデメリットが解消できればOK。
糖代謝を上げるのも、ある種の細胞修復(酵素生成)なので、今は良いタイミングで良い糖が必要なのです。


わたしがもともとケトジェニック(高脂質低糖質)をやったのは、こんなふうに糖質を完全にコントロールした実験を自分でできるようにするため。
だから必要な過程だったと思う。ケトン体の脳はほんと楽だし。

そんなコントロールやめて、「まごわやさしい」を美味しく食べるだけでいいんだよ、という声も聞こえてくるんだけど、一回「どこまでも物質に入る」をやりたいんだよね。


そして物質に入りきることができれば、こんどは物質なしで、同じことができる。糖質の摂取や制限、調整をしなくても、同じことを起こせる。

意識されたプロセスは、物質に依存せずにメリット・デメリットを制御できるからだ。これが意識の力だね!

これはエネルギーワークというより気功術。この気功術を自分で編み出したいんだよね。

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