noriaki0357

岡山県在住。B型。人と同じことはあまりしたくないタイプ。個人的な好みの「笑い」にこだわ…

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岡山県在住。B型。人と同じことはあまりしたくないタイプ。個人的な好みの「笑い」にこだわる。

最近の記事

麻雀ファンを増やすエンタメ度抜群の好ゲーム。Mトーナメント2024ベスト16、B卓の試合に酔いしれる

 昨日(7月15日)行われたMトーナメント2024ベスト16の2試合(A卓、B卓)。どちらも最後まで目が離せない僅差の接戦だったが、特に見応えがあったのが2試合目のB卓の戦いだった。  大袈裟に言えば、Mリーグを含む、筆者がこれまで見てきた麻雀の試合の中で最も面白かったゲーム、となる。「この試合、凄くない?」と、試合が終わった直後、お世辞抜きにそう思った。  逆転に次ぐ逆転。1局ごとに勝ち上がり条件が変わっていったラスト数局などは、まるでスポーツの名勝負かのような高い緊張

    • 「ラヴィット!」のスタイルに学ぶ、バラエティ番組の愛され方

       Mリーグの新シーズンが待ち遠しいこの時期だが、現在行われているMトーナメント(個人戦)もそれはそれで結構面白い。特にその2半荘目の終盤などは、普段のMリーグの試合ではあまり見られない特異な展開になりやすい。持ち点や場況により勝ち上がる条件が選手それぞれで異なるため、様々な思惑が入り混じった、目の離せないハラハラとした接戦になりやすい印象だ。先日の月曜日(8日)に目にした2試合も、いずれも最後まで誰が勝つか分からない見応え抜群の試合だった。  そんなMリーグの話、麻雀の話を

      • 熱が冷めるその前に。Mリーグ全9チームの印象と来季の展望、気になる選手を述べてみる

         秋に開幕予定のMリーグの新シーズン(2024-2025シーズン)。9チーム、全36人の契約が合意したことが先日(7月3日)発表された。  昨シーズンと顔ぶれが変わったのはセガサミーフェニックスただ1チーム。契約満了となった魚谷侑未選手と東城りお選手の2人の代わりに獲得したのは、竹内元太選手と浅井堂岐選手。ドラフト前からそれなりに候補として名前が上がっていた男性プロ2人だった。  繰り返すが、Mリーグ全体を通して見ても、変わった(新Mリーガーになった)のはこの2選手だけだ

        • Mリーグ。今後生き残るのは誰か。来シーズン、目を凝らしたいポイント

           前回に続いて、プロ麻雀・Mリーグに関する話。  前回この欄でMリーグに関する記事を書いたのは6月9日だった。そこで僕は(昨シーズン)レギュラーシーズン敗退に終わった3チームに、来季は特に目を凝らしたいと述べた。  昨シーズン新規参入したBEAST Japanext(7位)、そしてTEAM RAIDEN/雷電(8位)とセガサミーフェニックス (9位)。同じ選手構成で来季レギュラーを突破できなければ、シーズン終了後にメンバー変更を余儀なくされるこの3チームの頑張りに期待した

        麻雀ファンを増やすエンタメ度抜群の好ゲーム。Mトーナメント2024ベスト16、B卓の試合に酔いしれる

        • 「ラヴィット!」のスタイルに学ぶ、バラエティ番組の愛され方

        • 熱が冷めるその前に。Mリーグ全9チームの印象と来季の展望、気になる選手を述べてみる

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          将棋から麻雀へ。いまMリーグが面白い

           昨年の9月に僕はこの欄で「将棋にハマっている」というタイトルで将棋にまつわる記事を書いている。それを書いた頃は王座戦の真っ只中で、世間でも「藤井八冠」誕生なるかが大きな注目を集めていた時期だった。  ご承知の通り藤井聡太竜王・名人が王座を獲得し、全タイトル制覇となる「八冠」を達成。大きな話題となったことは記憶に新しい。さらに加えて言えば、その「八冠」をいまもなお維持しているわけだ。これを驚異的と言わずしてなんと言おう。それだけに現在2勝2敗で最終局を迎える叡王戦第5局(6

          将棋から麻雀へ。いまMリーグが面白い

          THE SECONDは今後どれくらい続くのか。大会存続のために必要なものとは

           昨年(2023年)第1回大会が行われたお笑い賞レース「THE SECOND ~漫才トーナメント〜」。その第2回大会が今年も開催され、昨日生放送されたグランプリファイナルでガクテンソクが栄えある2代目王者に輝いた。  初代王者のギャロップに続く、吉本興業所属の関西系実力派コンビの優勝。だが、その戦いぶり及び安定感は、今回優勝したガクテンソクのほうが数段上だった。3試合を通して危なげなムードはほぼゼロ。決勝を含むどの対戦も審査結果が出る前からすでに勝負は見えていた。  接戦

          THE SECONDは今後どれくらい続くのか。大会存続のために必要なものとは

          NHK杯雑感。藤井聡太竜王・名人、前期印象に残る対局、そして今期の注目は

           先日行われた将棋の名人戦第1局。中盤以降は挑戦者の豊島将之九段が比較的優勢で、そのまま冷静に押し切りそうに見えた。「さすがは元竜王・名人だ」と豊島九段の力を再確認したその終盤だった。挑戦者優勢だった評価値は突如として互角に戻った。原因は豊島九段が最善手ではない1手(4四香)を打ってしまったことにあるが、そこから流れは激変。相手のミスを逃さなかった藤井名人が挑戦者を寄り切り、幸先よく1局目を制した。  筆者が将棋に目を向けるようになった昨年以降、全てのタイトル戦で藤井竜王・

          NHK杯雑感。藤井聡太竜王・名人、前期印象に残る対局、そして今期の注目は

          将棋界。藤井聡太竜王・名人を脅かすのは誰だ。その一強状態を憂う

           今からおよそ半年ほど前(2023年9月)、僕はこの欄で「将棋にハマっている」というタイトルの記事を書いている。ここ最近、筆者がとりわけ目を凝らすようになった興味がある分野として、素人ながらあれこれ述べさせてもらった。  その時はちょうど王座戦の真っ只中で、世の中は「藤井八冠誕生なるか」が大きな注目を集めていた時期だった。そしてご承知の通り、藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座(現九段)を破りタイトルを奪取。史上初の八冠(全タイトル制覇)を達成したことは記憶に新しい。  この

          将棋界。藤井聡太竜王・名人を脅かすのは誰だ。その一強状態を憂う

          芸歴とカリスマ性との深い関係(その2)。早熟の2冠、野田クリスタルと粗品に期待したいこと

           千原ジュニア、千鳥、麒麟・川島……。前回名前を挙げた上記の彼らに芸人として特別な雰囲気を感じるのは、何も筆者だけに限らないと思う。  千原ジュニアはともかく、千鳥や川島の活躍が際立ち始めたのは比較的最近、ここ5年くらいの話になる。もちろん以前からそれなりに露出は多かった方だが、それでも両組とも、この数年間で一気にドンと増えた。そうした印象がやはり強い。その急激な右肩上がりの分、視聴者に与えたインパクトも大きかったはずだ。最近では現在活動休止中の松本人志さんの代役的な仕事も

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          芸歴とカリスマ性との深い関係(その2)。早熟の2冠、野田クリスタルと粗品に期待したいこと

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          芸歴とカリスマ性との深い関係(その1)。早熟の千原ジュニア、千鳥、そして麒麟・川島明

           海外サッカーの試合を鑑賞する際、手元に欠かせないのは選手名鑑だ。どんな強豪クラブや代表チームにも、あまり知らない、馴染みのない選手は必ず何人かいる。年齢や国籍などがパッと見では判別しづらい、そうした選手が目につけば、選手名鑑やネットなどで経歴や特徴(プレースタイル)をその都度調べるのが個人的な習慣になっている。  お笑い芸人で言えば年齢と芸歴、そして所属事務所。芸人の所属事務所をあえてサッカー選手に当てはめれば、国籍に近い感じだ。コンビやピンにかかわらず、どんな芸人にもそ

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          芸歴とカリスマ性との深い関係(その1)。早熟の千原ジュニア、千鳥、そして麒麟・川島明

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          その落ち着いた喋りに一見の価値あり。ヤーレンズに感じるブレイク期のオードリーの面影

           この芸人は誰? と、あまり馴染みのない芸人が思わず目に止まったとき、筆者がまず知りたくなる(調べたくなる)のはその所属事務所だ。次に芸歴と年齢。コンビならばその結成年、ピン芸人ならば以前にグループ(コンビやトリオ)での活動歴があるのかなど、詳しい経歴を(興味の度合いによって)その都度調べるのが個人的な慣例になっている。  テレビで活躍が目立つ芸人、いわゆる人気者たちを事務所別にあえて強引に分けるとするならば、「吉本興業所属」か「それ以外」かの2つになる。少なくとも僕的には

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          R-1準決勝。「敗れてなお強し」を印象づけた、ウエストランド・井口浩之

           今回で22回目となる「一人芸日本一を決める大会」ことR-1グランプリ。その準決勝が先日(2月11日)行われ、決勝戦(3月9日に生放送)を戦うファイナリストが発表された。  R-1グランプリ2024。そのファイナリストは今回9人で、顔ぶれは以下の通りになる(数字は決勝でのネタ披露順)  1)真輝志、2)ルシファー吉岡、3)街裏ぴんく、4)kento fukaya、5)寺田寛明、6)サツマカワRPG、7)吉住、8)トンツカタン お抹茶、9)どくさいスイッチ企画  敗者復活

          R-1準決勝。「敗れてなお強し」を印象づけた、ウエストランド・井口浩之

          ポスト・ダウンタウン最有力候補か。令和ロマンにかかる期待

           昨年末に放送された「お笑いアカデミー賞 2023」(TBS)という番組を見ているときに思ったことだ。  ダウンタウンの2人を司会に据え、近年活躍が目立つ芸人をたくさんスタジオに集めて様々なチャレンジ企画を行う。こうした構成の番組を目にするのはもちろん初めてではない。もっと言えば、これまで何度も見てきたいわゆるお決まりのような番組だ。かつての「リンカーン」(TBS)をはじめ、筆者がお笑い系の番組を見始めてから20年以上の間、この構図は全く変わっていない。若手の顔ぶれは時代に

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          M-1グランプリ2023決勝。視界が急に明るくなった松本さんの名コメント

           M-1グランプリ2023決勝戦の直前、審査員7名のなかで筆者が注目していたのは、海原ともこさんと山田邦子さんの2人の女性審査員だった。  今回初めて審査員に加わった海原ともこさんと、前回その審査が少し物議を醸した2回目の山田邦子さん。経験豊富な他の5人とは違い、どのような審査をするのか、その基準や好みなどがまだ判然としてないこの2人が鍵を握るとは、決勝直前のこの欄でも記した今回注目したいポイントのひとつだった。  採点すれば山田邦子さんが60点で、海原ともこさんが65点

          M-1グランプリ2023決勝。視界が急に明るくなった松本さんの名コメント

          新機軸は初代王者以来の「トップバッター優勝」だった。勇気溢れる頭脳派コンビが魅せた、令和ロマンの作戦勝ち

           令和ロマンの優勝には、偶然性を含めて、様々な要因が複合的に絡んでいた。事実は小説より奇なりと言われるが、今回で19回目の開催となったこのM-1グランプリ2023決勝は、各所に伏線が散りばめられた、高度で難解な極上すぎるミステリーだった。  1組目。笑神籤プレゼンターの栗山英樹さんにトップバッターとしてその名前を引かれたとき、令和ロマンは笑いの神様から見放されたかに見えた。優勝はおろか、最終決戦進出も正直厳しいだろうと。ところが終わってみれば、初代王者である中川家以来のトッ

          新機軸は初代王者以来の「トップバッター優勝」だった。勇気溢れる頭脳派コンビが魅せた、令和ロマンの作戦勝ち

          トップバッターで優勝はほぼ不可能。M-1は笑神籤次第と言いたくなるこれだけの理由

           ネタ、審査員、出番順。M-1グランプリ2023決勝を直前に控えたいま、その結果を予想するに欠かせない重要な要素はズバリこの3点だと僕は思う。早い話、この3点さえ事前にわかっていれば、少なくとも大まかな展開はある程度まで想像することはできる。決してそこまで予想を大きく外すことはない。少なくとも筆者にはそうした自信がある。  準々決勝、準決勝に目を通していれば、どんなネタをするのか、少なくともひとつは判明する。そのネタを見て審査を行う決勝の審査員の7名もすでに発表済みだ。残る

          トップバッターで優勝はほぼ不可能。M-1は笑神籤次第と言いたくなるこれだけの理由