朗読の舞台裏

昨日、荒神咲夜さんの詩「花のように 風のように」を朗読させて頂きました。

荒神咲夜さんは真っ先に聴いて下さって、ご自身の記事でも紹介して下さいました。

その効果たるや絶大で、私の【詩の朗読】記事では類を見ない勢いで、スキが増えております。

もしかしたら、この記事も多くの方が読まれるかもしれないと、ちょっぴり緊張の中でこの記事を書いております。


えー、なんかだいぶ改まってしまいましたが、今回私が書きたかったのは、「花のように 風のように」の朗読の舞台裏です。

では、舞台裏の世界へ、どうぞ。





私はぶっちゃけ諦めていた。

別に期限は決めてないわけだし、土曜日あたりでいいんじゃないかな。

自分の気持ちを楽にする意味もあって、そんな風に思考を持って行った。

Nori's only1 festivalで金賞に選んだ「花のように 風のように」の朗読は、どうも思うように行かなかった。

先週末は久しぶりの外出をしたという事もあり、たぶん疲れていたのだろう。

月曜日に録音に挑んだ際は、あまり声が出ず、無理に出そうとして舌をかむ始末。

これは今日も無理だな、とあきらめた。


この詩の朗読は、トータルで何回目だろうか。

自分で満足行かなかったのは、「誰」という言葉だ。

最初は3回ともアクセントを付けずに読んでいた。

それにどうも違和感があって、もっと気持ちを込める方法を考える事にした。

そして、真っ先に思い付いたのが、詩の全文を自分の文字で書く、という事だった。

それまでは、詩の記事をスクショしたものを見ながら録音していたのだが、アクセントをどこに置くのか意識する為にも、紙に書き出すのがいいと思った。


水曜日、昼食を摂りながら「きみの声をとどけたい」を見返した。

最初の挿入歌のラスト。

「私のコトダマ

 あなたのもとへ飛んでけ」

なんか、ちょっと泣けた。


バインダーには、自分で書いた荒神咲夜さんの詩。

録音のスタイルも少し変えてみる事にした。

それまでは立って録音していたが、バインダーを立て掛けて、その近くに座って読む事にした。

イスではなく、ダンボール箱に座って。


意識したのは「誰」のアクセントだけ。

その他は何も意識する事なく読み始めた。

1回目は序盤でつまずいて止めてしまったが、2回目は順調に録音できた。

「手」がスッと出なかったのと、「流され」が遅れてしまったが、全体的にには良かったと思ったので、これで行く事にした。

2階からの階段を降りる時、私の心は軽くなっていた。





えー、以上です。

ちょっと小説っぽくしてみました。

その方が伝わりやすいかなぁと思って。

次回から、詩の朗読を録音する際は、今回と同じスタイルで行こうと思っています。

自分の文字で書いて、座って読む。

なんか、良い方法、見つけちゃったな。


次の朗読も楽しみです🐰

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