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【詩の朗読】そんなあなたが好きなんだ
『そんなあなたが好きなんだ』 嘘が嫌いなあなたは 嘘を付かない自分の事が嫌いで きっと何か隠してるんだって 最初から気付いていました 自分の正直な気持ちを伝えようと 言葉を選んで沈黙しては かばってくれる人が現れて 迷惑をかけたって思ったんでしょう 知らない人が怖くって それでも怖いとは言えなくて 注目されるのが嫌なのに ステージに立つ事がやめられない ここで生きて行こうって誓った 次の日にはやめたくなってる それでいいんだ 一日経てば別人なんだ 眠っただけでも生まれ変われる 良い方へ 悪い方へ きっとどちらか一つが正しいって事は無い 色んな矛盾を抱えて生きている そんなあなたが好きなんだ ©nori 2023/03/03
【詩の朗読】勇気奏上
『勇気奏上』 あなたがたった一人でその舞台に上がる時 思い出して欲しいのは涙を流した初舞台 あの時あなたは誓ったはずだ もう二度とみんなの大事な時間を奪ったりしないと それでも誓いは約束とは違う 果たせない事だってあるだろう あなたに意識して欲しいのはただ一つ あなたの想いとは関係なく応援したい人がいる あなたの事を本気で支えたいと誓った人がいる あなたから見えないとしても私達はそこにいる 例え遠く離れていたとしても 意識だけ飛ばして あなたが泣かなくて済むように 祈っています だから 今は泣いていい 気の済むまで 泣いたら 新しいあなたが 生まれるはずだから そんなあなたの事が見られる舞台に 新しいあなたと出会える舞台に 私達も立ちたいのです ©nori 2023/11/12
【詩の朗読】ドクハク
※この作品は半分フィクションです。(追記) 『ドクハク』 家族がいるのに どうしてだろう 誰にも本音を 話せないんだ 友達がいるのに どうしてだろう 一緒にいても 楽しくないんだ 僕が病気だから悪いのか 病気になってしまったからダメなのか 「そんな事ない」 「そんな事考えるな」 僕の事を想って言った一言に 拒絶反応を示してしまう 誰も本音を聞き出せない 誰も楽しませてくれない 僕が健康だったら違うのか 健康じゃないからムリなのか 「そんな事ない」 「そんな事考えるな」 なんてもう言わないで 僕の目を見て話してよ 僕の事が必要だって 心の底から言ってくれよ ©nori 2023/02/15