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2023年の詩(nori)

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2023年に作成したものです。
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2023年10月の記事一覧

【詩】くたびれる毎日は

表舞台に立つ事を禁じられて

文句を言われないように注意して

ただひっそりと生きて来たけど

くたびれる毎日は

きっと何か間違ってるって思いたい

夢によく見るのは

学生時代の仲間達

あんなに仲良かったっけ?

美化する事に慣れて行く

許可が欲しい

「たぶん絶対大丈夫」

100%なんてありえない

だけど自らは歩き出せない

表舞台に戻る事を夢見て

文句にひるまないようなメンタルと

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【詩】a omori

「よく頑張った」って人は言う

だけどこうすれば良かったって正解はない

行き帰りですら楽しかったあの道のりも

いつしか色を失くしていった

「やりたい事をすればいい」

「やりたいようにやればいい」

あんなにやりたかったはずなんだけどな

1年が経ち

2年が経ち

頑張りたかった夢は足枷に

ズルズルと引きずってただの重りとなった

間違えた事が多過ぎて

今でもよく分からない

それでも

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【詩】Sign

人によって希望は違う

否定されて当然な行いも

誰かにとっては希望そのもの

前を向く事が希望じゃなくても

そんなあなたが私の希望

そうやって今日も循環していく

優しさを帯びた言葉が

人を救うとは限らない

自分より不幸な人の存在が

時に誰かを救ったりする

暗闇の中で薄っすら光る

あなたと私という星を繋いで

それに気付いた誰かさんと

私達だけの星座を創ろう

©nori

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【詩】スリプル

ファイナルファンタジーの魔法で

一度も使った事のないスリプルを

今私にかけてほしい

眠たい

お腹空いた

でも眠っていたい

©nori

2023/10/26

【詩】解放

頭が回らなくて言葉も出ないのに

「何したいの?」って聞かれても困るだけ

したい事よりしたくない事を優先させて

今日も静かに自己催眠

塵も積もれば山となる

もうすでに全方向

山に囲まれているみたい

動きたい 動けない 動かない

私の意思とは無関係

こうなったらこの一人の人間を

私の手から解放しなきゃ

©nori

2023/10/23

【詩】コスモス

コスモスがどういう花か思い出せなくて

辞書を引いて「キク科」って分かった所で

やっぱり菊とは全然違う

細い茎

薄い花びら

秋桜なんて言うけれど

桜とも全然違う

世の中は混沌として

私の中にも混沌があり

いくら解決策を探した所で

最低条件が満たせない

今の私には届かない

世の中の秩序も

私の中の秩序も

時々邪魔になるけれど

いつかはきっと優しくなれる

今の自分に言い聞

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【詩】つよがり

条件反射のような後悔に

「イヤだ イヤだ」って叫びたくても

同じ失敗をしない為には

覚えておいた方が良いんだよ

何でもかんでもやってみて

積み重なった物とは何だ?

「経験」というラベルは

「後悔」に上書きされてる

やって良かった

逃げなくて良かった

そんな経験と同じくらい

やらなくて良かった

逃げて良かった

そんな選択も誉め称えたい

条件反射のような後悔に

「ありがと

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【詩】ウマおじさん

効率というスピードを求めては

器用さや瞬発力を鍛えてきたけど

1年間戦い抜けるスタミナを失くして

今日も一人 放牧地

いつまでも回復しない疲労度に

最大値の増えないやる気達

好不調の波は激し過ぎて

平常時が最も望むもの

かけるべきお金は微々たるもので

応援してくれる人も皆無だけれど

私はこの地で踏ん張っている

そんな根性だけがA判定

©nori

2023/10/08

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【詩】今月の一歩

一日中家にいる

まだ全然老後でもないのに

月に1日でいいから働きたい

続ける事なんてできそうにない

少しでも高く土台を築いて行く

一日一日 土を運ぶように

何度も何度も押し固めるように

それでも少しの雨で脆くも崩れる

だからかな

一向にやる気が起きない

テレビが4Kに変わっても

録画した番組を繰り返し

新しさより安定感

叶わない夢は見てもいいけど

届かない目標は変えた方

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【詩】やんねん

「走り出そう」って言われてもまだ早い

まずは立ち上がる所から

立っている事に慣れてきたら歩き出そう

どれくらいで疲れるのか確認しながら

右 左

右 左

足も手も振り子のように

人生というリズムに乗って

愚かな事を繰り返す弱い自分に

バランス良くアメとムチを与えながら

遠過ぎる夢の実現よりも今の事を

やんねん

やんねん

©nori

2023/05/21

【詩】愛のレベルアップ

やりたい事とやりたくない事

どっちかを選んでたんじゃつまらない

やる前の気持ちなんて当てにならない

どっちも選んで楽しんじゃおう

フザケるのもたまにはいいけど

遊び過ぎは事故の元

永遠と楽しみ続けるには

ちょっとずつが肝腎なんだ

言い過ぎた

やり過ぎた

なるべく早く仲直りしよう

「御免侍、見参!」

「またフザケてるでしょ」

「ごめんなさい」

大きな声でも

小さな声でも

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【詩】クギを拾って生きている

クギを拾って生きている

誰かが使ったクギを拾って生きている

曲がったり錆びたクギを拾っては

心の中で泣いている

そんな中で

10本に1本くらいの

真っ直ぐで綺麗なクギに

出会えた事に感謝する

灰が降り積もる世の中を

重くて頑丈な安全靴で

落ちているクギを拾って生きている

クギを拾って生きている

©nori

2023/10/05