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好きなことを仕事にするとは?

こんにちは、吉田隆紀です。

過去の自分を振り返り、これからの未来を考える。

今日は自分が職業選択をする際に、頭を悩ませた「好きなことを仕事にする」について書きたいと思います。


「好き」とは何か?

学生時代に「好きな仕事に就きなさい。」とか「好きなことを仕事にしなさい。」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。私もその一人で、「自分が好きな仕事って何だろう?」と思い続けてきました。

そもそも「好き」という感情はどこから生まれるのでしょうか?

「好き」とは経験した中から生まれる

食べ物に関しても、食べたことがあるものの中から「好き」が生まれます。食べたことがないものを「嫌い」と決めつけるのは、ただの「食わず嫌い」です。

つまり、これまでの経験の中から「好き」という感情が生まれます。

20歳の時の「好き」は、20年の経験から得られた感情であり、30歳の時の「好き」は、30年の経験から得られた感情です。

「好き」は変化する

「好き」は変化するものです。

例えば、子供の頃に苦手だった食べ物が大人になって好きになったり、子供の頃に好きだったゲームや漫画に対する興味が大人になって薄れたりします。

「好き」という感情は、経験と共に日々変化していきます。

人生100年時代と言われる中で、残りの人生(20代の方なら、あと約80年)には、まだ経験したことのない「好き」に出会える可能性がたくさんあります。

そのため、特に20代・30代のうちは、今の時点で「好き」か「嫌い」かに関わらず、柔軟に新しいことに取り組んでみることで、新たな自分に出会えるかもしれません。

「好き」は、経験した中での「成長体験・成功体験」から生まれる

「好き」という感情は、これまでの経験の中で「成長体験」や「成功体験」を得たものに対して生まれることが多いと思います。

例えば、サッカーを始めた自分が、練習を重ねるうちに自分の成長を感じたり、スタメンに選ばれたり、試合で勝つという成功体験をすると、「嬉しい!楽しい!面白い!」という気持ちになり、「サッカーが好き」という感情が生まれます。

逆に、成長を実感できなかったり、結果が出なかったりすると、「しんどい!つまらない!面白くない!」という気持ちになり、「サッカーは苦手だ」という感情になりがちです。

「好き」になるには、努力が必要

「好き」という感情が「成長体験・成功体験」からくるものだとすると、成長や成功に至るためには、当然ながら努力が必要です。

スポーツも、練習を重ねることで上達し、上達すると面白くなり、面白くなると継続できるようになります。継続することでさらに上達し、良いスパイラルに入ります。

逆に、練習が中途半端だとうまくならず、うまくならないと面白くなくなり、面白くないと続けるのが億劫になります。

時より、まだ経験が浅いうちに「好きになれない」「面白くない」と諦めてしまう人がいますが、その多くは「好きになるまで(成長や成功を実感するまで)やっていない」ケースがほとんどです。

仕事選びは「好き」を基準にしない

仕事選びにおいて、「好き」という要素は必要でしょうか?

これまで述べてきたように、「好き」という感情は経験から生まれるものであり、努力の先にあるものでもあります。

その時に感じている「好き」を仕事にすることは、過去の経験から選ぶことになり、未来の選択肢の幅が狭くなる可能性もあります。

また、趣味として「好き」だったことが、仕事になると「好きではなくなった」という話もよく耳にします。そのため、私は仕事を選ぶ際に「好き」か「嫌い」かを基準にしないようにしています。

仕事選びは「目的」を大切にする

旅行に出かける際には、まず「目的地」を決めて、最も効果的な「移動手段」を選択します。逆に、「飛行機が一番好きだから、飛行機で行ける旅行先を探そう!」とは、ほとんどなりません。

人生という旅においても、「目的地(どんな人生にしたいのか)」を決めて、最も効果的な「移動手段(どんな職業に就くのか)」を決めることが大切です。

この話をすると、「今の仕事は好きではないのですか?」と聞かれることがありますが、私は「仕事はとても好きですし、誇りを持って仕事をしています」と答えます。

それは、最初から好きなことに取り組んできたわけではなく、目的に沿って必要なことに取り組み、それを好きになるまで(成長体験や成功体験を積むまで)努力してきた結果です。

スポーツの世界でも、強くなるためには、最初から好きな練習だけをしていては強くなれません。最初は「やりたくないな」と思う練習でも、強くなるために必死で練習を重ねた結果、成長や成功が伴い、「やりたいこと」に変わる瞬間が来るのです。

まとめ

この記事を通じて、「好きなことを仕事にする」ことについて考えました。

「好き」という感情は、成長や成功体験から生まれるもので、時間とともに変化します。20歳のときの「好き」が30歳には変わることもあります。人生100年時代では、新しい経験に挑戦することで、新たな「好き」に出会う可能性があります。

仕事選びにおいては、現時点での「好き」に囚われず、「どんな人生を送りたいか」という目的から選択することも重要です。

目的に基づいた努力が、結果として「好き」を生み出し、成長と満足感をもたらしてくれます。

私も目的に沿って努力し、現在の仕事を誇りに思っています。
皆さんも新しい挑戦を恐れず、自分の目的に沿って必要なことに取り組み、それを好きになるまで努力してみてください。

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