乗越たかおダンスマガジン評論集 【お試し版】 5
本書は2013年11月号から、2023年3月号までダンスマガジン誌(株式会社新書館発行 https://www.shinshokan.co.jp)に掲載された乗越たかおの舞踊評論をまとめた「集成版」のお試し版です。
1パックに評論が4本入って各300円とお値打ち価格で、気になる演目だけ読むのも可。第一弾は全21+1パックのラインナップで約10年間の流れがわかります。
※無断複写・転載を禁じます。この資料は、許可なく公開、書き換え、または再配布することはできません。
小暮香帆『ミモザ』
(初出 ダンスマガジン 2016年1月号 約700字)
多くのカンパニーで活躍し、幾つか小品を発表しているが、自主公演はこれが2回目となる。だがその力量はゆるぎなく、最も期待している一人である。
外見は柔和で、少女のようにも見える。しかしひとたび踊り出すと、空間全体を圧するほどの巨大なエネルギーを爆発的に身体に宿す瞬間がある。しかもそのエネルギーを放散させるのではなく、手練れといえるほどの技倆でしっかりと制御し、ダンスに展開してみせる。観客は固唾を吞んで見守るほかはない。
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3,966字
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