URBAN RESEARCHをマーケティング観点で調べてみた
オシャレには欠かせないセレクトショップのひとつ
URBAN RESEARCHさんについて
ファッション的観点以外の目線も含め分解してみたいと思います。
1.URBAN RESEARCHと【セレクトショップ市場】
URBAN RESEARCHは、アパレル企業という枠組みになるかと思いますが、セレクトショップであるという点をまず認識する必要があります。
*セレクトショップとは:
メーカーが1ブランド(自社ブランド)の商材を展開してるのに対し、
バイヤーが選んだ複数のブランドの商品を展開するお店のことをセレクトショップといい、
またURBAN RESEARCHなどの大手セレクトショップ企業は自社のオリジナルブランドも展開していることが多いです。
■有名なセレクトショップ
BEAMS/UNITED ARROWS/SHIPSが御三家と巷で言われいます。
他にもJOURNAL STANDARD(ベイクルーズ)ステュディオス(TOKYO BASE)やナノユニバース(TSIホールディングス)も有名ですね。
さらにBEAUTY&YOUTHやグリーンレーベルリラクシングなども有名ですが、実はユナイテッドアローズが運営していて、ビームスもビーミング by ビームス、ビームスFなど多数のレーベルを展開していますので御三家の幅の広さがわかりますね。
URBAN RESEARCHは御三家という存在と比較すると、
新興勢力の位置づけにあることが多いですが、こちらもメインの“アーバンリサーチ”だけでなく、URBAN RESEARCH DOORSや、SENSE OF PLACEなど有名なレーベルを運営しています。
そんなセレクトショップ市場に位置するURBAN RESEARCHですが、
元々は大阪のジーンズショップがルーツであり、アメ村出店などにより店舗を拡大してきた企業になります。
ストリートファッションと高級ファッションがミックスされ、定番的でカジュアルな装いにも関わらず、流行を捉えた魅力を持つブランドとして人気です。
2.URBAN RESEARCH売上規模は?
URBAN RESEARCHチの特徴は前述したとおりではありますが、
セレクトショップ市場の市場規模としての立ち位置としては各社が公開している数字を分解するとざっくり以下のようなイメージになります。
*上場していない企業グループもあるため100%正確ではないイメージ図です。*また2017~2019年の範囲内での年間の取扱高規模を比較しているためこちらの要素でも正確ではありません。
3.各ブランドの商品的な特徴は?
やはりアパレルのセレクトショップなので、
商材の特徴とユーザーのターゲット層を整理してみました。
URBAN RESEARCHは落ち着いてオシャレで都会的というラインナップが主ですが、こうして並べてみると意外にその他の有名セレクトショップは特徴がはっきりしていて
王道の位置づけですが、差別化出来ているのかもしれないですね。
一番近そうなイメージはUNITED ARROWSかと思いました。
4.URBAN RESEARCHのマーケティング戦略は?
URBAN RESEARCHがビジネス的にどのようなことに取り組んでいるのか紹介させていただければと思います
結論、他のセレクトショップ企業と比べて特徴的だと思ったのは以下の2点です。
・ECサイト/アプリなどオンライン施策を積極的に活用
アウトレット商品/関連商品での売上拡大に成功
URBAN RESEARCHの面白いと思った施策を紹介させていただきます。
①中国向けライブ動画が閲覧数500万回を突破 今後はWeChat広告施策などを展開へ
中国のEコマース領域で圧倒的人気のライブ動画にも取り組んでいます。
日本国内ではまだまだライブコマース領域は市場として未熟だと思うので、
これからの日本でも大きく広がると面白いですね。
その他も積極的にオンライン事業やAI領域/コラボ系の企画をされています。
URBAN RESEARCHだけでなく、コラボ系はセレクトショップ企業は多い印象ですね
今後もURBAN RESEARCHをはじめとするセレクトショップ企業の
マーケティング施策には注目していきたいと思います。
アーバンリサーチはコートがおすすめです。↓
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