「いまの彼女」を記録に残そう

【アフリカ遠距離恋愛日記】

アフリカで遠距離恋愛をしている20代男子の日記&コラムです。

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YouTubeでこのMVを観て、いたく感動してしまいました。大橋トリオの『SHE』。

彼氏の目線で、彼女（織田梨沙さん）の怒った顔や笑った顔を写したものです。

このMVがいいなあと思ったのは、織田梨沙さんが美しすぎるから、というだけではなく（かなり大きな要因ではありますが）、「彼女の『いま』を記録に残したい」と思ったから。

この映像の撮り方に注目すると、スマホで撮ったかのような縦型になったり、インスタグラムを意識したような正方形になったりするので、「いまっぽさ」が演出されてるだけでなく「自分で自分の彼女を撮影した」かのような没入感を味わうことができるんです。

大橋トリオはこんなふうに歌っています。

鏡の前君はつぶやく
本当の顔って自分じゃ見れない
だけども僕は君の泣き顔も
君以上に知っているから

「本当の顔って自分じゃ見れない」んですよね。

だからこそ、彼女のとなりで、いちばん近くにいちばん長くいるはずの自分がそれを代わりに見ていたいと思うし、実物を見れないのならせめて「こんな顔してたんだよ」と写真や映像で見せてあげたいと思う。

たとえそれがどんなに変な顔だったとしても「かわいいじゃん」って言えるし、「私自分の顔好きじゃないから」とか言うんなら最高の写真を撮って「こんなにキレイなんだよ」って教えてあげたい。

それに「いま」ってほんとに「いま」だけなんですよね。10年後、20年後にはシワや白髪が増えてるかもしれないけどそれはそれで愛しいと思えるだろうし、いまにはいましかない美しさがある。

ご家族の愛情を受けて育ってきた彼女の実家には、幼稚園とか小学校とか年代別で写真を整理したアルバムがきっとあるんだろうなと勝手に想像してるので、これからはご両親のかわりにその責務を引き受けていかねばと思っているところであります。

自分では見れないいろんな表情を撮って見せてあげて、その素晴らしさを伝えていくのが隣にいる者の使命なのかもしれませんね。