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季節と体調管理

つい先日までは真夏のような暑さが続いていたのに、ここ数日の朝晩の冷え込みは秋そのもの。
心なしか空は低くなり、草木の緑も秋に向けて準備を始めたように思える。

気温が下がってくると気にするのは乾燥。
我が家は全館空調のため、基本的には一年中24時間空調が回っている。太陽光パネルを設置して売電はしているがここ最近の電気代は目を見張るものがある。その話は置いておいて、乾燥というのは喉を痛める。喉を痛めるといろんな職種に影響が出るが、珈琲屋もその一つである。珈琲屋というのは焙煎するにしても、抽出するにしてもプロファイルと研鑽を欠かさない。なぜかというと毎回同じ味わいを提供するためだ。
個人的には毎回違う味わいというのも楽しみ方を変えれば有りかと思うが、やはり「馴染みの味」というのは生活にひとつの芯を一本通してくれるような感覚がある。要は落ち着くのだ。

そんな「馴染みの味」を目指している珈琲屋は焙煎時の温度、時間、豆の様子や抽出時の挽き目、蒸らしの時間、湯量など多くの可変要素を固定しながらレシピを作る。
その中で喉の痛みを持ちながらカッピングを行ったらどうだろう。味わいに違いを感じてレシピをいじるだろう。そうすると、喉の痛みが和らいだ後にまたカッピングを行いおそらくレシピをまたいじることになる。
そうやって泥沼にハマることがぼくは何回もあった。

なので、ここ数年は喉を痛めないように、風邪を引かないように体調管理に努めている。
まだまだ顧客は多いとは言えないが、
いつもご贔屓にしてくれる方への「馴染みの味」を提供するために。


自家焙煎工房norakura 店主

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