雪山登山2シーズン目の装備考察①アイゼン
子供の頃に富士山に登ったり、ハイキング程度の山登りは何度かしたことがありましたが…雪山登山は2シーズン目です。
登山自体が積極的にやり始めてからまだ2年も経っていませんが、雪山では装備の大切さを感じることも多くありましたので、現在使用している装備の紹介と感想を登った山の紹介とともに書いていこうと思います。
チェーンスパイク
雪山装備として、まず買ったのはモンベルのL.W.チェーンスパイクでした。
これは軽量なタイプでゴム部分が細く、強度的には通常の重さのチェーンスパイクより弱いとされていますが、今のところ全く問題ありません。
凍結が多かったり、あまり深くない雪道で有効です。
軽量コンパクトなので持ち出しやすく、非常に重宝しています。
軽アイゼン
少し積雪量が多かったり、傾斜や雪質によりチェーンスパイクが効かない場面があります。
次のステップとして購入したのがモンベルの6本爪軽アイゼンでした。
爪が長い分、多少積雪が多くても効きますが…
雪質や傾斜によっては簡単に滑ります。
対応できる確信があるなら12本爪より大分軽量なので利点はあると思いますが…
現状、持ち出すことはなくなりました。
知人に借りてペツルのレオパードという10本爪アイゼンも何度か使用したことがあります。
全体的に刃が付いているので6本爪より快適に歩けて、グリップ力も勝ります。
前後が紐で連結されているタイプで、ソールが柔らか目の靴でも装着できて便利でした。
ただし、冬靴でガッチリしたアイゼンを履いている人よりは一歩ずつ微妙に滑っている場面もあり、歩く時の負荷は若干高めでした。
アイゼン
現在、チェーンスパイクで対応できない場面ではオーバースペックに見られがちな場面でもグリベルのG12という12本爪アイゼンを使用しています。
結構重めですがグリップ力が抜群なので、軽アイゼンで微妙に滑りながら歩くよりも楽だと感じています。
積雪量や登山道のコンディションによっては膝や腰まで埋もれることもあるので、歩くのが大変な時もありますが、しっかり踏ん張れるので滑ることに対する恐怖感は感じません。
まとめ
まだ冬のアルプスに登ったことはありませんが、今のところチェーンスパイクと12本爪アイゼンの2つで十分だと考えています。
足元が安定すると余裕が生まれるので、12本爪アイゼンを手に入れてから雪山がさらに楽しく歩けるようになりました。
また、ワカンとスノーシューを借りて使ってみたこともありますが、雪深い山でのスノーシューの快適さには驚くものがありましたので、次に買い足すのはスノーシューになると思います。
ベルモントの安いスノーシューでは、浮力が仇となって下りでよく滑ったので、TSLの438という下りに強いスノーシューに注目しています。
私は体重が80kg台で昨シーズンの途中から雪山ではLA SPORTIVAのエクイビリウムというセミワンタッチアイゼンが装着できる登山靴を履いています。
使用感には体重や靴との相性も影響していると思いますので、その辺りも加味して参考になれば幸いです。
2024年2月
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