松本清張の小説の舞台34

今日は、新潮文庫「眼の気流」の5編である。

表題作「眼の気流」の主人公は、タクシーの運転手である。舞台は、岐阜県恵那市・長野県上諏訪・中央線大井駅(恵那駅の旧称)・名古屋・塩尻・大井温泉(?)・木曽街道・中津川・坂下・三留野・大桑・寝覚めの床・馬籠宿・福島・鳥居峠・藪原・奈良井・平沢・贄川・日出塩・洗馬・塩尻峠・諏訪湖・岡谷・下諏訪・五反田・洗足池・中野区・新宿区・杉並区・豊島区・大森沖・青梅・氷川・戸越銀座・渋谷・目黒・道玄坂・大映通り・世田谷二丁目・三軒茶屋の三叉と電車通り・目黒区上目黒・品川区戸越・和歌山である。

「暗線」は、新潮文庫の松本清張傑作選「戦い続けた男の素顔」(宮部みゆきオリジナルセレクション)にも収録されている。主人公は、新聞記者である。舞台は、島根県能義郡布部村・仁多郡屋神村(架空の村?)・能義郡広瀬町・宇和島・米子・宍道・出雲八代である。

「結婚式」は、中公文庫「突風」にも収録されている。語り手は、新聞社の広告部次長である。元同僚の妻が、夫の情事に悩んでいる。舞台は、関西・田園調布・銀座・牛込・荻窪・代々木上原・修善寺・九州である。

「たづたづし」の主人公は、官庁の課長である。舞台は、東京郊外(武蔵野)・仙台・富士見駅・八ヶ岳・上諏訪駅・甲府・川崎市・木曽路・木曽福島である。

「影」の主人公は、かつて作家志望だった侘しい旅館の旦那である。舞台は、伯備線・新見・津山・勝山・U温泉(湯原温泉?)・麻川(旭川?)・杉並区善福寺・池袋・護国寺・芝の魚籃坂(港区)・増上寺裏・湯河原・白山下(文京区)・銀座・神楽坂である。流連(いつづけ)。


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