「脳から見たミュージアム」を読んだら森林が見えた
こんにちは、のっぽです😃
脳科学の中野信子さんが、
熊澤弘さんと書かれた1冊。
ミュージアムの奥深さに気づかせてくれます。
と同時に、
『僕には森林が見えた』
という感想文です。
👩🎨ミュージアムの生い立ち👩🎨
ミュージアムの誕生から陰の部分、
そしてこれからどこへ向かうべきか。
そんな、流れで話はすすみます。
元々個人のコレクションが、
公共性を持つにあたり、ミュージアムが誕生🔮
大英博物館もルーヴル美術館も、
個人や王朝のコレクションから発展した、
という歴史は少し驚きました。
👩🎨ミュージアムの存在意義👩🎨
ミュージアム素人の僕からすると、
魅力あるモノ価値のあるモノを展示するのが、
ミュージアムの存在意義と思いがち🏛
ところが、
一般には魅力も価値も無いモノを保管する、
これこそが存在意義だと教えてくれます。
なぜかといえば、
価値は時代とともに増大する、
そして、時として価値が激変する、
と書かれています。
確かにただの茶碗も、
1000年経てば土器になり価値はあがります🍵わん
そして、何か別の発見から、
『○○人が使っていた可能性がある』
なんてなれば、
一気に注目度が高騰しますよね。
👩🎨費用対効果👩🎨
そんな価値が見えにくいモノも、
保管コストがかかります。
そして、費用対効果の話が出てきます💴
立場によっては、
「もっと稼げるモノに特化して展示保管しろ」
そんなご意見もごもっともだと思います。
だからといって、
1000年前の茶碗を捨てるわけにはいかない。
世の中の流れの断捨離とは真逆の世界で、
ミュージアム関係者は、
苦労されているようです。
👩🎨ミュージアムよりひどい森林👩🎨
ここで、発想が一気に拡大します。
人類が森林を切り倒してきた歴史に似てると。
かつて存在価値を見出しにくかった、
森林を切り倒して、工場を作り日銭を稼ぐ🏭
まさにミュージアムで起こる葛藤と、
同じ構造ですよね。
森林に関していえば、
最近はSDGsなどと言われ始めましたが、
日本でさえまだまだ森林を切り倒して、
工場や商業施設や物理施設を誘致する動きが、
行政主体で活発に行われています。
スラム化した工業団地を再生せず放置して、
新たな森林を切り倒す🌲
人口が減る日本の正しい姿なのでしょうか❓
👩🎨まとめ👩🎨
『見えにくいものにこそコストをかけよ』
中野信子さん、本の中でこう語っています。
科学が発達するまで、
何をしているのか分かりづらい中、
脳は酸素を1/4も使う🧠
本質を学んで理解をして、
時の風潮に流される事なく、
大切なモノを見極める。
そんな審美眼が、
これからますます必要になる👀
そんな事を教えてくれた名著でした。
👩🎨オマケ👩🎨
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