ネガチョフとポジチョフ

どうやら僕は"うつ病"らしい。
というのも、実際に通院しているのだからそうなのだろう。
振りかえれば昔からネガティブなきらいがあった。

学生時分、何かにつけて悲観的。
「どうせ〇〇だし」なんてよく口にしていたことを憶えている。
大槻ケンヂ著『グミ・チョコレート・パイン』で言うところの"黒いマント"と例えればよいだろうか。
ふとした瞬間にマントが落ちてきて、僕を暗闇へとつつんだ。
暗闇に包まれると決まって不安が襲ってきた。

"ダメになるんじゃないか"

現在やすこし先の未来に対して悲観的になる。
そのたびに好きなことに熱中してキモチを静めた。
社会に出て生活を送るうちにマントから遠ざかっていったように感じていた。
以前よりはポジティブになり、それこそよしもとよしとも著『青い車』のセリフじゃないけれど、"生きているだけでラッキー"くらいには考えるようになっていたはずだった。

なので、まさかこの歳になってマントに包まれ苦しむなんて想像すらしていなかったのだ。
年齢を重ね、経験も増え、僕自身"大丈夫だ"と過信していたのかもしれない。

現在、"うつ病"となんとか折り合いをつけつつ生活している。
週に一度病院に通院し、処方された薬を飲む毎日。
診断からもうすぐ一年。
ずっと表立って言わなかったけれど、公言したほうが身体にも良いのでは。
そう感じてこのたび note にしたためてみた。

ぴーす。

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