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《vol.06》with/afterコロナ時代世の中の価値観・働き方はどう変わるか?「晋也と一也のトークショー~コロナで変わるチャンスが来た!~」 【イベントレポート】

こんにちは、関西大学松下ゼミ(通称:matsu-lab)の山下と申します。

10月13日(火)19:00〜20:30開催の「晋也と一也のトークショーvol.06~コロナで変わるチャンスが来た!~」

ウェブセミナーに参加させていただきました!

ゲストスピーカーは
考え方のイノベーションを目的とした教育プラットフォーム『天才バンク』の創立者である山本晋也さん(株式会社レセオ 代表取締役/神戸大学 客員准教授)
”人と組織のOS(在り方)”を変える風土革新プロジェクトである『場活』の提唱者である泉一也さん(株式会社場活堂 代表取締役)のビッグなお二方。

そしてスピーカー兼ファシリテーターの岡本栄理さん(株式会社オカムラ WORK MILLコミュニティマネージャー)


今回も、お三方の多角的な知見から視る「これから」を語る中で、たくさんの学びとエネルギーを吸収してまいりました!!

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台本無しで、視聴者からのお便り(質問)だけで進むトークショー。その中で興味深く感じた事について考えていこうと思います。

リモートワークが増加した現在、オフィス家具が果たす役割とは?

岡本さん:”オフィス”っていうのに家具が縛られなくてもよいといった考え方が出てきています。働く環境が色々と変わってはいるけれど、様々な人たちの働くお供、というか相棒になれるのではと思います。

リモートワークが増加し「オフィス」へ行く機会は減ってきていると考えられます。しかし言い換えると、働く場所や環境が多様化し様々な場所が「オフィス」になる可能性を持っています。その中で「オフィス家具」がより多くの働く人の役に立つのではないか、という事でしょうか。

岡本さん:人に寄り添う家具、椅子って。その椅子の価値って今すごい見直されていると思う。

在宅勤務を通してオフィスの家具の有用性に改めて気付いた方々は多いのでは、と語ります。

話は、会社理念や社会課題の見直しにまで広がります。

晋也さん:こういう時に大事なのは、理念やミッションだとか会社自体が何をすべきかを心を合わせること。会社や働いている人たちが、社会に対して何をするべきだっけというところを見直す良いきっかけ。

まさに題名通り「コロナで変わるチャンスが来た!」ですね。

岡本さん:「人を想い、場を創る」、場をオンラインと捉えると、今私がやっていることも会社の理念通りの事を出来ているかなと思えます。

私もbeeのイベントにたくさん参加させていただき、いつも新しく興味深い、素晴らしい「場」を与えてもらっています。

続けてて良かったと思う生活習慣は?

一也さん:漫画を読むこと。それも新しい漫画をどんどん読んでると、今の世の中の人が何が面白くて何を求めているのが良く分かる。感度が保たれている感じがする。

漫画アプリで人気のある作品を片っ端から読んでいるそう。「なぜこんなに人気があるのか」と思いながら読んでいると作品同士の共通点に気づき、どんな感覚でこれからの世の中が動くのか、といったことが分かる、と一也さんは語ります。

確かに、多くのメディア(新聞やニュース、SNSなど)に触れていると、世の中の流れを理解することが出来るなとは感じます。
しかし、その中でも漫画とは・・!漫画から分かる感覚っていうのは興味深いですね。これからは意識して読んでみようと思います。

晋也さん:僕も漫画や映画。皆がワーってなるものって集合意識がそこによっているから時代を表している。何で鬼滅の刃が人気なのかって考えると時代がよめる。

作品のテーマとなっている事や大衆に受けるものは、チェックしつつ自分も楽しむそう。「皆この感覚が良いってなるんだ」といった様に、皆と一体化し意識を共にする、と語ります。

就職活動において大切にすべき軸は?

晋也さん:直感。自分で責任を持って決めてください。
一也さん:人の意見は聞かないって事ですね。
岡本さん:自分で選んで、その選択をするという事が大事。

私のお便りです。この様に自分で決めるべきことを質問して、外側にこたえを求めているうちは、自分らしい答えは出ないですね。良くない質問をしました・・。

晋也さん:自分ってどういうことでワクワクするのかテンションが上がるのか、という所に向き合える時期。就職活動は大いに自分と向き合い、自分で決めてほしい。

ありがとうございます。就職活動、前向きに楽しく、自分と向き合いながら進めたいと思います!

自分が楽になることはダメな事?自分の天才性とは?

「頑張ることが美徳である」という価値観が存在します。

岡本さん:自分が楽になることに罪悪感を覚える人がいっぱい居ると思う。自分の無力さや不得意な所に罪悪感を覚えたりして、「私がもっと頑張らなくては!」ってなりがち。そうではなくて、楽になって、自分の本当の役割を果たしていけば、世の中にとって一番ベストでは?そのあたり、それぞれ役割分担で良いのでは。

たしかに、自分のプラス面に注目するよりも、マイナス面を埋めることに必死になってしまいがちな人は多いのではないでしょうか。それってすごくダメージが大きい上に、生み出せる利益が小さい気がします。

晋也さん:みんなそれぞれのポジションにいて自分の得意な所をきわめる。それが人間のそれぞれの役割。それを僕は「天才」、天から授かった才能っていう風に言わせていただいている。僕だったら喋りとかね。天才性をそれぞれに探求していってほしい。

出典:株式会社レセオ

個人が持つ天才性に関して、人間の身体機能の調和に例えたお話がありました。

晋也さん:人間の身体には様々なファンクションがあって、それらが上手に調和することにより自由に動ける。その中に胃とか肝臓があり、胃は消化するのがプロフェッショナルで、肝臓は解毒のプロフェッショナル。なのに、今の社会ってのは多くの人が全てを司る脳に憧れてなろうとしている。そりゃしんどいよね。

晋也さんの表現力には脱帽です。自分の天才性を探求し認めてあげる事が、「頑張らなければ」の荷物を少なくし、「幸福かつ楽な頑張り方」に導いてくれるのではと思います。

最後に

今回のトークショーも盛りだくさんでした。

ここで取り上げたトピック以外にも、考え方や意識的な所について抽象的なお話も多く、様々な方々が自分の立場に当てはめて、「これから」を考える事が出来たのではないででしょうか。

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matsu-lab(関西大学松下ゼミ)ではゼミメンバーが、この他にも多くのイベントにお邪魔し、イベントレポートを発信しています。様々な方々の考え方に触れて、自分なりに考え、文章にして発信する事はとても面白いですね。ぜひマガジン内の別記事を覗いてみてください!

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