のノート

結婚したいようなしたくないような、ニートじゃないけど引きこもり。

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結婚したいようなしたくないような、ニートじゃないけど引きこもり。

最近の記事

信頼と尊敬

愛する、ということに段階をつけられない。 家族と友人、恋人と何が違うのか。 キスできるかできないか。それ以上心が受け入れられるかどうか。子供のころはそんなことを基準にしていた気がする。 今はこれからの人生を長く共にしたいどうか、死ぬまで関係性を持ちたいかどうかに変わった。 家族や友人には絶対の愛と最大のリスペクトを、しかし恋人には「永遠などない」と思ってきたから、いざ家族になろうとしたとき分からなくなった。 このまま家族になっていいのだろうか、相手にその意思があるの

    • WONDERを探して

      暇は人を殺す。 何か楽しいことはないかな? 今を十分に楽しむためには、行動し始めるしかない。 仕事につき、金を稼ぎ、借金を返し、子孫を残す。 そして、自分だけの世界を広げたい。 貧乏を理由に小さくなってはいけない。

      • 双方向と破滅

        「両思い」が叶うとき、幸せは満ちるか。それが純粋で阻むものがないほど、不安と疑念で不幸なのではないか。 互いに同じ熱量で同じ方向をみている、その矢印の反対側など気にしなくていい、ただひとり自分「だけ」を愛してくれる人がいる。 幸せかどうかは、心の持ちようで変わる。不幸せや破滅の要素は何もない、過去と戦ったところで忘れるほかない。 同棲をはじめた日、Yの日記を読んだ。 それまで「自分が愛されていない瞬間があった」と一度も疑ったことがなかった。15歳の時から付き合っていな

        • なぜ伝わらないのか?ということ

          仕事で意図が伝わらない 説明が多い プライベートでも会話が噛み合わない そんなときはいつも、分かってくれない相手が悪い。私はこんなに頑張っているのに、伝えよう分かってもらおうと努力してるのに何故?と思ってきた。 自己啓発系の本を読んでは、説明が長すぎて本筋から逸れていたんだなとか、相手の求めることや目的が理解できてなかったなと反省するようになったけど、 自分が悪いと感じ始めると、今度はコミュニケーションを取るのが怖い。話をするのが怖い。私の話、面白くないのかも。不快

        信頼と尊敬

          破滅はつづく

          はじまりとおわり、出口はまだ通過していない。 三歩目は底なし沼だった。後から聞いたが初めに言われたような気もする。人生にたったひとつ、入ってはいけない深い沼。 「2年前に出会えていたら」「離婚するつもり」「こんなのはじめて」「今度こそ永遠に」 28歳、ひとつのことに目を背けながら、満たされ永遠を信じようかと思った。 満ち足りた体と裏腹に心はすり減り、気がついた時には救急車と警察が来ていた。 「もうやめよう」「離れたくない」「少しだけなら」「今夜は帰らないで」 限界

          破滅はつづく

          仕事その4

          来てもよい割に歓迎しない、日記発見撃沈、以降ネガティブ感染治る気配はない。 別れてもよいけど金は大事、実家には戻りたくない。書類を作りまくる仕事、ご存知飽きる。ロッカーの荷物は郵送で受け取った。 思い通りに行かない、思ったより満たされない(かれこれ1年半放置) 半年経った頃、家出ついでにレンタカーを借り下道1500キロ本州脱出の旅、疲れすぎてベッドで眠りたくなった。 帰る家と仕事は必要。探知機無反応、ド真面目な会社のド真面目な仕事、相当な人手不足により雇われ、年収は1

          仕事その4

          仕事その3.8

          何はなくとも金!金!金! 相変わらず借金まみれ(前回より増えた)30歳文無し実家暮らし職無し、働きたくなった。 電話にたくさん出たり、アスパラにベーコンを巻いたりし、すぐ飽きた。コンビニで揚げ物を作ったりタバコを並べ、やっぱり飽きた。 結婚式の招待状、出産のお知らせ、引っ越しました、の追撃を受けて結婚でもするかと思い立ち実家を出た。

          仕事その3.8

          仕事その3.5

          前回の反省を生かしすぐにバイトを始めた。 学生時代から、働いた会社を辞めると縮小したり問題が発覚する。アブナイ会社探知機が搭載されており毎度遺憾無く発揮。 自宅から徒歩5分昼寝しに帰れる、時給が高い、写真の解像度を上げてトリミングしまくる2ヶ月間に飽きて実家に帰る事にした。 その後経営者は捕まり、広告塔だった有名人は迷走中だが頑張ってほしい。 実家に戻った翌日に高熱が出た。40度と平熱を行き来し謎の病は30歳になり唐突に治った。 なぜか結婚したくなった。

          仕事その3.5

          仕事その3

          たっぷり4ヶ月ニートし、腹pc抱えスタイルYouTubeな日々に飽きた。 27歳文無し親のすねかじり、借金を抱えやっと転職活動。4つ目に受けた会社に行くことにし年収は120万円上がった。 両親は、就職先を決め前の仕事を辞めたと認識(ニート期を知らない方が親孝行かと思って) 、働きながら転職活動なんて頑張ったわねとか言われて、いまだに罪悪感。 1年と少し、また無断欠勤。人はそうそう変われない。変わりたい気はもちろんある。 体調不良という事にしてくれたが、上司が変わって関

          仕事その3

          仕事その2

          長くかかった就活を終え、ここから世界は変わる!と思ったかにみえ、、 入社2ヶ月、そんなに簡単には変われない。 無断欠勤、翌日上司が来て、チャイム音が恐ろしく玄関を開けられない。静かにテレビの電源を切る。 親に連絡がいき、出張から戻った父にめちゃくちゃ怒られた。母は泣いていた。 丸3日休ませてもらい復帰したが、先輩が呆れながら見守ってくれて、3年働いて辞めた。 もっと稼いだり休んだりしたくて、1年かけてサボったりばれて怒られたり後輩を育てたりした。

          仕事その2

          仕事その1

          すっかり忘れていたけど、社歴は4社だ。 大学をなんとか卒業させてもらい、働く気とやりたい事は頑張ってこなかったのでもちろんない。 最終で落ちまくり意気消沈の就活、正社員になることを諦めた。 店舗勤務は始めの数ヶ月で、本社で事務職になると嘘をついて実家を出、本当は現場の契約社員で、とりあえず毎日ジャケットを着て行った。 朝7時から働きながら最後の悪あがきに、と受けた会社に受かり、2週間で辞めた。 村上春樹先生の新刊を売りに売りまくって一冊買った。達成感すらある(ことを

          仕事その1

          大学その5とその後

          留年が決まった頃、Yは泣きながら電話を掛けてきた。 「別れるのも付き合うのも辛い」「君の選んだ道に従うよ」「辛いけど別れることにする」 ここで終わった方がお互いによかったのかもしれない。 Yは就職し、新たな相手と楽しい数年間を過ごしたらしいことを最近知った。 2留の間、誰とも付き合う気になれず、その頃はまだ体を持て余すことがなかった。愛されるかもしれない予感に拒否感さえあった。 就職し実家を出た。

          大学その5とその後

          大学その4

          年が明けた頃、差し伸べてくれる手があった。 「守ってあげる」「永遠に好きでいる」 愛は返せず、手配してくれた旅行は行けない。一度も手を握り返せなかった。 守ってくれなくていい、何もしなくていい、永遠などない。そのうちに苦しくなり、ごめんと伝えると怒り泣いていた。 自暴自棄、無気力、今となにも変わらないけれど、大学生だった。 留年する前の夏休み、今では結婚するかどうかで悩む相手となったが、Yと付き合いはじめた。 まだ小さかったカタマリが箱の中から顔を出す。本当はこう

          大学その4

          はじまりのおわり

          「浮気相手」でいい、ずっとは続かない、いつか飽きる、どうせすぐ忘れる。 ある冬の朝、通学準備をしながら、気が付いた時には夕方だった。泣いていた。 そこから一度も会っていない。 数ヶ月間の出来事は、10年間かけて大きなカタマリになり、最寄りの駅を通過するだけで息ができない。 カタマリはどんどん膨らみ、恋に恋しているだけだ、と刷り込んでいたけれど違うみたいだ。

          はじまりのおわり

          破滅のはじまり

          「両思い」を知ると、それが間違いでも進みたくなる。 ひとめぼれ、インターンは天国になった。満たされるとはこういう事だと思った、相手のいる人だった。 沖縄民謡を歌える人に興味を無くし、誕生日のプレゼントを渡したその日にもう会えないと告げた。 「出会うのが遅かった」「どうして2人同時に好きになってはいけないの」 「お互いの家族も知り合いだし、今すぐ別れる訳にはいかないけれど」 「でも一番好き、ずっとここに居て」 相手の写真を、友達に見せるみたいに容赦なく突き付けズタズ

          破滅のはじまり

          双方向のはじまり

          20歳が終わるころ、そこそこまじめに大学に通い、沖縄料理屋でバイトしていた。 ある日、常連らしいおじさんが三線を弾き、連れの部下は歌い帰りに電話番号をよこす。 数日後、ナンパはもちろんまともに付き合った事もなく心臓バクバク、大学の隅で電話をかける。 外は明るく、相手の名前も知らない。2ヶ月ほどして、付き合いはじめた。 感情も経験も、何もかもが嘘。 大事なことはなにも伝えなかったし、そうする気もなかった。次第にどうでもよくなった。

          双方向のはじまり