大学その5とその後

留年が決まった頃、Yは泣きながら電話を掛けてきた。

「別れるのも付き合うのも辛い」「君の選んだ道に従うよ」「辛いけど別れることにする」

ここで終わった方がお互いによかったのかもしれない。

Yは就職し、新たな相手と楽しい数年間を過ごしたらしいことを最近知った。

2留の間、誰とも付き合う気になれず、その頃はまだ体を持て余すことがなかった。愛されるかもしれない予感に拒否感さえあった。

就職し実家を出た。

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