秋の赤しそ
秋の赤しそは、翌年用の梅干し用に
します。
塩もみして、少量の梅酢をかけて
終了です。
塩と梅、赤しそとの相乗効果か、
腐りません。
また紫蘇の穂の部分が入って、
ちょっとハッカのような、スースーした風味になります。
ちょっとした味の
アクセントにもなります。
実は、毎年のことですが、
梅干し用の赤紫蘇の収穫が
十分できていません。
少しは赤紫蘇はあるのですが、
私の場合は毎回たらずです。
たくさん種は蒔いているのですが、
どうも梅干しの土用干し直前の
ギリギリの時間でも
間に合いません。
八月には、たくさん葉があって、
そのときに
来年用の赤紫蘇を塩揉みをすると
いいのですが、
つい遅れてしまいました。
10月に入って、気温が下がれば、赤紫蘇の穂がつき始めます。
そして、葉は徐々に色あせ、
毛虫も残りをどんどん食べて
紫蘇の葉はなくなります。
10月上旬あたりが、
期限のマックスでしょうか、
なんとか、来年の梅干し用に赤紫蘇の準備ができました。
できれば、100%自家製の野菜等で
何でも賄いたいところです。
今は赤紫蘇のラストシーズンですので、
一気に赤紫蘇をとってきました。
とはいっても、なるべく大きくて、
生き生きした葉っぱだけ、
適当に選んできました。
袋にかなりたくさん詰めてもちかえり、
あとは洗って塩で揉むだけです。
もう少し早ければ、
もっとたくさん葉の準備はできるはずです。
暑さで後回しでした。
でもまぁ、そう神経質になるほどでも
ありません。
種は自然に落下し、
また勝手に育ちます。
みていると、毛虫もいるようなので、
いわば山分けですね。
クモの巣が絡んでいたり、
汚れているものは、
除外、放置。
大ざっぱに20分くらいでさっと
収穫しました。
残りは毛虫に
たべてもらえば良いかと。
もしかしたら、赤紫蘇につく
毛虫対策のための
殺虫剤などがあるのかもしれません。
ですが、そんなものは
全く不要。
自生で育つくらいのものだし、
他の生き物と分けるのが
正論だと思います。
穂紫蘇が混ざると、茎は硬いものが混ざってしまいます。
でも、さほど気にはならないです。
毎年、うまく行けています。
干してパリパリになる上、
粉にしてユカリにするからです。
塩で揉んで、梅酢を少し足す、
そしたら真っ赤になる。
赤に染まる瞬間はきれいです。
そのあとは、瓶に保存しておく。
カビが生えたり、
発酵するようなこともない。
毎年、秋の赤紫蘇が翌年まで
無事にもっています。
しっかり搾り、また塩を足す。
そして塩で揉んでいく。
この作業を3回、地味ですが、やっておくと、来年の
梅干しに良い風味がでます。(隠し味です。)
たくさんあるように見えた赤紫蘇、
塩揉みだけで一気に縮みます。
大きな樽いっぱい分も、
ソフトボールくらいの大きさに
なりました。
赤紫蘇は、生で食べられるような
ものではなく、
紫蘇ジュースや梅干し作りに使います。
青紫蘇とは随分と違う使い方ですが、
欠かせない野菜です。
赤紫蘇を全て取るのは、
結構な重労働になります。
ただし、生き物とわける、
と思えば、適当な作業量でいい。
だから負担になりません。
秋は色々とすることが多い時期です。
赤紫蘇は見過ごしがちです。
それでも、さっとやっておく。
来年の梅干しづくりのときに役立ちます。
毎年、赤紫蘇が梅の時期に
間に合うように、タネを
早めに蒔いてみたこともあります。
タネをまく場所を変えてみたことも。
でも、大半は間に合わず。
多少は間に合います。
ほとんどは、梅の土用干しが
終わってからしばらく経った頃、
もっとも熱い時期に綺麗な
赤紫蘇ができています。
そんなこともあって、
秋仕込みの赤紫蘇ですが、
不思議なことに、
翌年の梅干しシーズンまで
変色もしない。
むしろ、色鮮やかな赤色と、
穂紫蘇が混ざった
香りが広がる。
自然の流れに従えば、
まぁ多少の栽培が思うように
行かなくても大丈夫ですね。
カメムシや毛虫は外で出会うと、ついマクロ写真などとって
しまいます。
赤しそのところにカメムシがいて、
カマキリが捕まえる。
ついぼーっとみてしまいました。
ハナモグリやコガネムシも、
季節次第では幼虫が土の中で見かけます。
虫はいても、赤しそもお米も、
大根も、それなりに実る。
考えてみれば、手出し無用でいけるわけです。
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