面接対策:ネガティブな質問
「あなたの弱点教えてください」
「失敗談教えてください」
「挫折経験おしえてください」
など、面接ではネガティブな質問がくることがあります。
「え、、なんで嫌なこと聞くの??」
と思う方もいるかもしれません。
私も自社採用の面接時にも聞くことがあります。
ちなみに現在世界一のお金持ち、イーロン・マスクも
挫折した経験 は必ず聞く、と言っています。
なにか理由がありそうですね
なんで ネガティブなことを聞くのか??
その人の人間性を知りたいからです。
仕事をすれば自分の弱みや課題にぶつかったり、業務がうまくいかなかったり、失敗したり、結果が出ない、イレギュラーが起こる、落ち込んだりすることなんてよくあります。
特にまだ能力の少ない若い方ではなおさらです。
必ず起こるであろうネガティブな状況に対して
「どのように向き合い、対処できる人なのか?」
を見ている、ということなのです。
<失敗しても立ち上がる力>は
これからの時代に必要とされています。
変化が激しく、スピードが速く、不確実で読めない現代社会に必須の力です。
だからこそネガティブな質問は多くされるのです。
では、回答のポイントについて考えましょう。
まずはNGをおさえましょう。
やってはいけないNG
シンプルです。
・ネガティブな話だけで終わる
「失敗しても立ち上がる力」を見ているので、ただネガティブな事実を話しただけで終わり、では何も意味がありません。
・弱みの質問の際、外見 や どうしようもないことを伝えてしまう。
例えば、ひげが濃いとか息が臭い(あえて自分で言わないと思いますが、)です。
外見面は弱みではなく特徴です。
また、「手汗がすごいんです」等、改善が難しいことも辞めたほうが良いでしょう。
弱点の場合は、考え方や気持ちの持ち方など内面や性格にフォーカスしたものが適しています。
また「暴力的です」「つい盗みたくなります」等、明らかに常識外の内容も避けましょう。
・プライベートすぎる
例えば弱点で「チャラい」と彼女に言われる。等は面接で言われても微妙です。「マリオカートが弱い」などは論外です。これはプライベートで頑張ってください^^
以上がNG例です。
では作成時のポイントを考えましょう。
作成のポイント
・どのように改善しているか?どのように持ち直したか? を加える
NG例にもありましたが、ネガティブだけで終わったら印象が悪いままです。
「どのように向き合い、対処できる人なのか?」を見ているので、
ネガティブなことに対しての改善策やどんな風に持ち直したのかが大事です。
例:「先延ばしにしてしまうことが弱点です。改善するために計画のゴール地点を決めたら、やることリストや細かい目標に分解し、1個1個のタスクを小さくし、自分のカレンダーに当て込んでいます。
ただ大きいゴールを設定するだけよりも日々小さな目標やタスクをやるだけになるので、精神的な負担も減り確実に納期や目標達成に間に合うようにになりました。」
・学び・得たものを 加える
これはネガティブな経験の場合です。失敗の経験から「どのように持ち直したのか?」も大事ですが、さらにその経験からの学び、得たもの、もしくは気づきを加えられると「失敗から学べる人」ということが面接官に伝えられます。
・未来に向けて を加える
絶対ではないですが、あるとなお良いというものです。
上記の「どのように持ち直したか?」や学び を伝えた後に、その経験や学びを「どう次の仕事に生かせそうか」を伝えるとGOODです。
以上が作成時のポイントです。
弱点があることやネガティブな経験があることは悪い事ではありません。至極普通の事です。
このネガティブなことに対して 向き合い 対処できるひとなのか? を見ていることを再度認識しましょう。
ちなみに、
「全然思いつきません!!」て方もいるかもしれません。
特に弱点は言語化できない場合もあると思います。
以下は思いつくための手法や観点をお伝えします。
どのように導き出すか??
・強みの逆を考える
弱点は強みの裏返しでもあります。自分で思う自身の強みをいくつか出してみましょう。
例えば
行動力がある ⇔ 考えずに行動する
前向き ⇔ 反省力が足りない
自信がある ⇔ 傲慢
慎重 ⇔ 行動力が遅い
集中力がある ⇔ 周りが見えていない
気遣いができる ⇔ 周囲の目を気にしすぎる
以上のように強みも裏返しにすれば弱みになるのです。
ちなみに、強みが出ない人も弱みの逆で考えてみると出てくるのでおすすめです。
・他人に聞いてみる
弱点もネガティブな事例も周囲に聞いてみることをお勧めします。
意外と周囲は自分を冷静に見ているもの。
ネガティブなことは自分は忘れ去りたいので心で封印していることがあります。周りに聞いてみましょう。
「あの時は大変だったな~」と周囲から言ってもらうことで思いだすことも多いです。
以上のような手法でまずはたくさん書き出してみましょう。
ネガティブな質問に対する回答まとめ
・ネガティブなことは「どのように向き合い、対処できる人なのか」を確認している
・変化が激しく、スピードが速く、不確実で読めない現代社会では「失敗しても立ち上がる力」が大事
・ネガティブな話だけ 外見やどうしようもないこと プライベートすぎる内容はNG
・どのように改善しているか 学び・得たもの 未来に向けて を加えることがポイント
・思いつかない場合は 強みの逆を考える 他人に聞いてみる と出やすい
以上です。
面接官もネガティブな話をきいて嫌がらせをしたいのではなく、
あなたの人間性を知りたい ということを忘れないでおきましょう。
これで終わりです。
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