シェア
よく晴れた5月のある日、私たちは美術館で結婚式を挙げた。 結婚式といっても、参加者は私と…
新幹線に乗ったら、まずは座席に備え付けの冊子を繰る。 目当ては、巻頭にあるエッセイ。 ほ…
ゴールデンウィーク前半、夫とともに帰仙した。 仙台に帰ることを、帰仙と言う。 正確に言う…
桃の花を見にでかけた。 その名も、「花桃の丘」へ。 見上げると、青空を背景に桃の花が咲き…
吉田篤弘さんの『京都で考えた』という本を、いつだったか読んだ。 手元にないということは、…
ある映画で、イタリア人の男が言う。 ”I thank God for fear…”と。 直訳すれば、「恐怖をあ…
「カメラを持つと、暇な時間がなくなるの。」 とカメラの天使は、私に言った。 カメラの天使というのは、私の親友で、彼女はみんなから天使ちゃんと呼ばれていた。 彼女は、見た目も中身も天使そのものだった。 彼女のことは、何度も大学の授業で見かけていた。いつもかわいらしい彼女は、どの教室にいても目立っていた。 フランス語の授業で、彼女は私のすぐ後ろの席だった。 でも、話しかける勇気はなかった。 ところが、そんな私に転機が訪れる。 私の大学では、大学に入ってから専門に分かれるのだ
昨日は、久しぶりに母とふたりで美術館へ出かけた。 さわやかな秋風の吹き抜ける、お出かけに…