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寒の戻り、パイナップルケーキと幸せホルモン

 4月も半ばを過ぎて、GWまであと一週間。あともう少しで休み、これくらいならなんとか耐えられる…と思いながら生きている。生きているだけで偉いんだぞ、と言い聞かせている。ときどきちょっといいおやつを自分に買い与えたりしてね。

 先のお楽しみボムを作らないと日々をやり過ごせないので、久しぶりにライブや舞台のチケットを申し込んだがことごとく落選。出費せずに済んだと思うべきなのか。けれど懲りずに2次先行、3次先行にエントリーしている。野田MAPの新作はどうしても行きたいのです。

 前作「フェイクスピア」は良過ぎてリピートしたほど。運良くリセールで2回目のチケットが取れたのだった。高橋一生出演の舞台はそのときと、昨年の「2020」と2作品観ていてどちらも素晴らしかった。柔らかくのびのびとした声をしている。今回も行けるといいなあ。
 野田MAPはあらすじやキャストを抜きにしても、新作が出れば必ず観たいと思っている舞台のひとつだ。言葉遊びの妙や、演者同士の台詞の応酬が耳に心地良い。けれど物語はコメディからシリアスへと、ジェットコースターのごとき急転直下型で、観終わったあとの脳みそがフル回転した疲労感と、胸のざわつきがおさまらないあの芯に残るもやもやした感じ。ちょっと他ではなかなか味わえない、ヘビー級の重みがある。なんとかチケットを確保したいのだけど。

 4/24、25。明け方あまりの寒さに震えて、2日連続で途中覚醒してしまった。薬を飲んでいるので頭が重い。まぶたもうっすらしか開かない。トイレに起きて、怖いから時計は見ずにエアコンをつける。もうすぐ5月なのに、と思うが寒さで寝つけないと翌朝の仕事に響くのでやむを得ない。毛布を仕舞おうかと洗濯していたけれど、当面手放せそうもない。桜が散っても季節は揺らいでいる。ゴールデンウィーク中には、いろんな問題を片付けなくちゃなあと思う。家族って何なんだろう。この2年、傷ついたり混乱したりし続けている。つまりとても、疲れているのだ。

 考えるのを先延ばしにしたい私は、とりあえずコーヒーのお供にとサニーヒルズのパイナップルケーキを買ってきた。ひとつが割と良い値段するのでごくたまにしか食べないけれど、ジャムに果肉がわんさかどっしり入っていて、まわりの生地もバターの甘い香りがしてとても美味しい。数年前にいただいてから、パイナップルケーキの中でもここのが一番お気に入りだ。甘いものを食べるとドーパミンが分泌されて、幸せな気持ちになれるらしいです。


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