無重力音楽社

歌詞を作る練習としてはじめました 心のままにおもむくままに 遠い未来の誰かの君へ

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歌詞を作る練習としてはじめました 心のままにおもむくままに 遠い未来の誰かの君へ

最近の記事

もうずっと過去に生きるのは

分かってるんだけどな 分かっているのに 多分どの季節を切り取っても もうずっとずっと 秋の空を眺める様に ひっそりと過去を生きている ぼんやりと、ただぼんやりと その日暮らしの音で耳を塞いでは 思い浮かんだ言葉すら 口にする前にすぐに忘れてしまうのに 伝えたい事はいつだって 溜息混じりのタバコの煙と宙に舞う アイドリングの音と 救急車のサイレンが 蒸し暑く街頭照らすこの夜に 鳴り響いて鳴り響いて 五月蝿いから あの日寄り添ってさすってくれた歌を 後生大事に今

    • 優しい夕陽で眠りたい

      洗濯物が干されているベランダと アイボリーなマンションに 照らす夕陽の色が 今日はとても優しくて 僕はと言えば コインランドリーの乾燥待ちで クルクル回る洗濯物は気にもせず 生ぬるい洗剤の匂いに包まれながら 呆けた顔で路面に座って メトロポリスなんかを耳にして 未だやめられずにいる煙草をふかして そんな夕陽色に染まった暮らしを ぼんやりと眺めてる 夕焼けゴールデンタイムは 決まっていつも優しい色で なんだかひどく眠たいから もういっそこのまま ここで大の字なって

      • 7月のChillBerry

        特段不要な忙しさに この毎日が囲まれる 7月の暑苦しさで 輪郭もぼやけてく ぼくはといえば 過ぎ去っては訪れる 秋の寂しさに思いを馳せて 上がり下がりを繰り返しながら 進んでゆく音の連なりに いつまでもいつまでも もうずっと委ねてる 居場所がないまま落ち着かずに 長く短く崩れそうな灰に目をやって それ以外のことは 大概別段どうでもいいと 気がつけばいつの間にやら 好みの煙草も変わってしまって 邪な道だとあの日に笑い合ってた メンソールなんかを今では吸ってるよ

        • 拝啓、トマーゾ

          ねえトマーゾ いつか僕も君みたいに 泣きながら笑う日々に もうじき終わりは来るのかい 何もしてあげられなくて ただ頷く事しか出来ずにいて 今もこの耳に映る 塞ぎ込んだ音模様 いつか綺麗な音に変わる様 ねえトマーゾ いつか僕も君みたいに 色を無くして繰り返すだけの毎日に この先終わりは来るのかい ぼやけた夏空の水色と 電線が車窓越しに流れてく 季節はすぐに景色を変えて 何もかもが全て無くなる癖して 鮮やかな入道雲は 遠くの方で素知らぬ顔で ねえトマーゾ 例えば

        もうずっと過去に生きるのは

          モルヒネみたいなこの日々で

          いつだってペルソナが足りてない 皆一様に同じ様に愛されたい つまらないねと心の中で 22時過ぎの夜もすがら 田園都市線の固いシートに揺られてる 心踊る歌は何処へと 跳ねる音への現実逃避を 繰り返し繰り返しの 無様にも哀れにも モルヒネみたいなこの日々を 切り裂いて刹那的に生きていたい 右向け右で同じ感性でいたくない どうせまた 手に入れて失って さようならこんにちは そんな事を繰り返すだけの人生だ 分かっているのにまだそれでも 頭の後ろの片隅で ずっと何かに期待し

          モルヒネみたいなこの日々で

          曲線の夜に浮かぶ月

          曲線の夜に浮かぶ月の光は ひとりネオンの明かりにぼかされて 混ざり合えない日々の中で 息も絶え絶え その明かりを見上げてる 曲線の夜に浮かぶ月の光が ひとりネオンの明かりを見下ろして 思い出したくも無い様な くしゃくしゃに丸めて 投げ捨てたはずの昔の記憶 曲線の夜に浮かぶ月の光は ひとりネオンの明かりにぼかされて 指切りをして笑ってた約束も 忘れたくないと思った日々すらも すぐに忘れてしまうのに 曲線の夜に浮かぶ月の光が ひとりネオンの明かりを見下ろして 誰にも

          曲線の夜に浮かぶ月

          名前も知らない其の歌と

          名前も知らないあの歌は 何処に行けば また巡りあえるだろうか 真っ白な電子の海に 少女はふと問いかけていた ただ其れを眺めては ほんの少し祈りをこめた いつだって街の吐息にかき消されて 直ぐにそんなことも忘れてしまって それでもそんな事なぞお構い無しに この星はくるくると踊り続けて 何もかも塵に変わってしまうから それでもいつかまた 君が巡りあえますように それでもいつかまた 君が巡りあえますように

          名前も知らない其の歌と

          見上げる空に金曜日のライオンを

          金曜日のライオンを思い出した 小さな花はそんな日々の物陰で まだ戻りたくない真っ昼間 ひっそりと風に揺られてた すずらん通りは あの日と全然変わってないようで 君が教えてくれた歌を聞きながら 馴染みの喫茶店も無くなっていて 公園で笑いあっていた日々すら 直ぐにかき消されてしまうから やっぱり少し変わってしまって 都会のビルと観光客は 今日も 素知らぬ顔で澄ましてる 気がつけば忘れてしまうから 金曜日のライオンを思い出して 6月の空を見上げてた

          見上げる空に金曜日のライオンを

          眠れない夜があるのなら

          歩き疲れて歩き疲れて そうして 眠れない夜がるのなら 無重力音楽社の所に行けばいい 気まぐれで優しくて どんな話でも聞いてくれるから きっと話を聞いてくれるよ 自分の話をするのが恥ずかしいなら 一緒にそこで流れる音楽でも聞いて そこで何気ない話でもすればいい そのうち話し疲れて眠くなって 気がつけば慌ただしい日々を どうにか乗りこなせる様になれるから 遠い未来のふとした時に 今、というぼんやりとした辛い過去も 何も感じなくなる 思い出のひとつになる様

          眠れない夜があるのなら

          まいん

          もしも俺が この街の宵闇に染まってしまっても お前が照らし出す一番星なってくれよ そんな言葉を貴方自身が 例えば忘れてしまっても あたしだけは それを忘れられず ずっと過去に生きている どうしてたって離れずに 残酷な優しさはこびりつく 両の手を切り落とされて 五臓六腑を垂れながら 今際の際でふと思う そしたらあたしも やっとお星様になれるのかしら 頬を伝って、すり抜けた ずっとここに居るよと 微笑んだ日々を思いながら どこにでもいる 代用品なあたしの事を

          明けない夜と雲の上

          眠れない 午前の暗い日々を散らかして 流れ流れる景色の中で 今年も桜並木が綺麗なんだ 目が覚めて 気付くと僕は泣いていて そうして 白の隙間に覗く青に目をやって こうして 忙しなく動く街並みに目をやって 昨夜見た夢すら忘れている それでもこの世界は 無限の色彩で溢れていて 愛してるよと それでも僕がいるこの世界に呟けば どんよりとこの世界を 灰色に染めているこの雲すらも その上でいつでも変わらぬ陽の光で 目映い景色を与えてくれる

          明けない夜と雲の上

          タツヤ

          紫色の花がこの瞳に止まる頃 その瞬間に息をする ずっと思いを馳せていた 春に降る雪を見上げながら 車窓越しの滲む景色が いつも流れていってしまうから 桜並木 それは優しく白い色 無限ノスタルジーが この手から離れてゆく 河川敷 立ち並んで咲き乱れ ならそれはただのトランシーバーだって あいつは笑って言ったから 遠くから眺めては 紫色の花がこの瞳に止まる頃 その瞬間で息をする

          拭えない

          https://music.tower.jp/album/detail/1034639598 染みついた日々 ただ吠える 拭えないきれない夜 声 ただ響いて 地下鉄朝から飛び乗って 掴まる場所を手探りする こんな筈じゃなかったなんて 思う事すらも忘れて 繰り返しのこの日々で 突き刺すは街のビル風 夜に街頭 滲む涙、冷たかった 拭い切れない夜 まだあの歌が ふいまた泣きじゃくるから 塗り潰してよ赤い月 裂けた日々、ただ想うよ zoom向かい

          愛情を携えて

          僕は自信もなくて 僕は僕のことを許すことなんて出来ないのに 無駄に自信持ってて 自分に甘ったるく生きてる人が大嫌い 僕だってそうしたいのに そんなの神さまズルいじゃないか ♾っていいね 循環されてて 流れが続いていくからさ 何をするにも 巡る様に対等に でないと いつか循環すらも 疲れて疲れて いつか止まってしまうから 僕は僕で生きたい磁場と 波の動きに身を任せる 君は君で生きたい磁場と 波の動きに身を任せて ずっと目の前に映らなくても 君のことを 尊重して

          愛情を携えて

          あったかい

          話をしたら あったかい気持ちになれたんだ ずっと続かないかも知れないけれど 刹那的でも心を通わせられたら そうだとしてもそれでもいいさ 綺麗事に聞こえるかも知れないけれど この世界にありがとうって どうかこの感情が沢山の人に届けばいいって 他の人とは違って 頭が悪くて幸せだから 暇つぶすだけの日々だとしても あるがまま自由でいいよ 居心地悪い日々を変える様に あるがまま自由でいいよ あの時の悲しい事があったから あの歌を作ろうと思ったんだ あの時の辛い事があった

          例えばそれが孤独な夜でも

          誰も居ない夜に ひとり歌う夜に 所詮はみんな忘れっぽくて どうしようもなく寂しくなったら こんな歌を 思い出してくれたらいいな いつかは皆んな忘れっぽくて 歌うことすら忘れてゆくから 誰も彼もすり抜けて あれよあれよと消え失せるなら どうせ誰も居なくても どうせなんにもならなくても それでも 歌う事だけは離れていかないよ だからひとりこの夜に 声を枯らして歌えたら その周波数は いつか誰かに届くかも知れなくて 狂ってるって思われても あるがままに息をしてい

          例えばそれが孤独な夜でも