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名前も知らない其の歌と

名前も知らないあの歌は

何処に行けば

また巡りあえるだろうか

真っ白な電子の海に

少女はふと問いかけていた

ただ其れを眺めては

ほんの少し祈りをこめた

いつだって街の吐息にかき消されて

直ぐにそんなことも忘れてしまって

それでもそんな事なぞお構い無しに

この星はくるくると踊り続けて

何もかも塵に変わってしまうから

それでもいつかまた

君が巡りあえますように

それでもいつかまた

君が巡りあえますように

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