まいん
もしも俺が
この街の宵闇に染まってしまっても
お前が照らし出す一番星なってくれよ
そんな言葉を貴方自身が
例えば忘れてしまっても
あたしだけは
それを忘れられず
ずっと過去に生きている
どうしてたって離れずに
残酷な優しさはこびりつく
両の手を切り落とされて
五臓六腑を垂れながら
今際の際でふと思う
そしたらあたしも
やっとお星様になれるのかしら
頬を伝って、すり抜けた
ずっとここに居るよと
微笑んだ日々を思いながら
どこにでもいる
代用品なあたしの事を
それでもどうか、覚えていてよ
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