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『今日もレストランの灯りに』 順調に制作中

この夏、このバイト日記をもとに書籍化することが決まった『今日もレストランの灯りに』(イースト・プレス)。

書き下ろし原稿やシェフインタビューも書き終え、鬼の編集者、林志保さんからたくさん来た怒涛の「追記依頼・問い合わせ」もビシバシ打ち返しました。若い編集者さんですが、この本を良いものにしたいという熱意が伝わってきて筆者としてはすごく嬉しいやりとりです。実際に指摘を受けて書き直したり追記したりすると、より内容に厚みが出たなと思います。まえがきもようやくこの「林関門」を通過し、初稿は全て脱稿しました。

モノクロのかっこいい料理写真も撮影


5月下旬には、シェフのレシピを載せる料理も撮影しました。

撮影する山本マオさん(左)と編集者の林志保さん(右)

撮影してくれたのは、写真家の山本マオさん。書籍の中は白黒なので、最初から白黒で撮影するのです。

好きな写真家を聞くと、舞踏家・土方巽を撮った『鎌鼬』や三島由紀夫の写真集『薔薇刑』で有名な細江英公氏だといい、元々モノクロ写真が好きなんだそうです。

私が森山大道氏の写真が好きだと言うと、「森山さんは細江さんの弟子だったんですよ」と返ってきて、勝手にご縁を感じました。

大根としらすのシェリービネガーマリネを撮影するマオさん

料理を白黒で撮影するってどうなんだろうと思ったら、さすがプロの仕事、これがめちゃくちゃカッコいいのです!

シェフが得意なカルボナーラのトリュフがけもこの通り。美しい。

カルボナーラトリュフがけ(Mao Yamamoto撮影)

撮影した後は、みんなでその料理を食べながら歓談する、楽しい時間でした。

シェフや私の写真も

当初は料理の写真だけと聞いていたのですが、調理するシェフの写真やそれを手伝う私の写真も撮ってくれていました。まさに店内のいつもの風景です。

料理の仕上げをするシェフと調理補助をする私(Mao Yamamoto撮影)

バイト中の自分を撮ることはできないですから、いい記念になります。

次は初校ゲラが出てきて、ゲラチェックが始まることでしょう。順調に進んでいます。どうぞ発売まで楽しみにしていてください!

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