予想外を楽しむ

自分の服を人に選んでもらうというのは、個人的にはとても良いと思う。

これは、私自身、ファッションに特にこだわりがあるわけではないので、あまりにも好みから離れているもの以外は何でもいいという気質があるからかもしれない。

ただ、服を人に選んでもらう一番のメリットは、「予想外の出会い」があることだと思う。

自分で選ぼうとすると、どうしても好みが偏る。毎回似たような服を選んでしまい、広がりがない。たしかに気に入ったモノは手に入れられるが、あくまで自分が「知っている」モノの範囲に限られてしまう。

そこで誰か別の人に選んでもらうと、「あ、これ似合うんだ」という今までは選択肢にもなかったアイテムが自分に合っていたということに気づいたりもする。

そして、長い目でみたらこの選択肢が広がるという状況はとても尊い。すなわち楽しみの選択肢が広がるということだ。自分ひとりでは、一つの選択肢を深めることはできるが、広げることはできない。予想外の出会いは起こり難い。

服だけではなくて、音楽でも映画でもスポーツでもゲームでも、人と話すと思った以上に自分の知らないモノが沢山ある。そして自分もいいな、と思えるモノも沢山ある。

そうやって自分だけでは知りえなかったモノに出会えること、そしてそんな「予想外」を与えてくれる人との出会いそのものも大事にしたい。

そんな感じのクリスマスイブイブ。