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「天下の大将軍」になるために

キングダムの新刊を読んだ。

仕事で疲れ果てている心と体を奮い立たせてくれる面白さだ。50巻を超えても中だるみすることなんて一切なく、むしろ熱量がどんどん増していっているのが本当にすごい。

思えば、「キングダム」に出会ったのは、中学の頃、何気なくヤンジャンを立ち読みした時だった。蒙武軍が李白軍の練り込まれた守備を、策もなくシンプルに武力で圧倒する回で、「何だこの漫画は...」ととんでもない衝撃を受けたことを覚えている。その時は蒙武が主役だと思った。笑

それから10年以上も読み続けていることを思うと、なかなか感慨深い。大学の頃は、友達みんなに単行本一式を貸し出し、布教を続けていた。

「アメトーーク!」でピックアップされたくらいから、急激に知名度が上がり、さらにヒットしていったことも記憶に新しい。

薦めても全然読もうとしなかった友達が、そこから急にキングダムファンを語り出したのには「何やねんこいつ」と思っていたが、むしろ面白さをわかってくれたことに対するが嬉しさの方が強かった。それに、たくさんファンが出来た方が、結果的に連載が長続きして、もっともっと新たな展開を楽しむことができるので、自分にとっても得だ。

そして、何よりも、その作品が人気であろうがなかろうが、世間に知られていようがいまいが、結局その作品と向き合うのは自分ひとりだ。漫画を読んでいるとき、その空間には私と「キングダム」の一対一の関係性があるだけだ。周りの動向なんて何一つ関係ない。

だから、こと娯楽においては、周りの意見なんて一切気にせず、自分の好きなものに黙々と向き合った方が人生楽しめると思う。誰かに話すと、その作品を批判をされたり、それはちょっと違うぜ、みたいな解釈をされたりと、むしろ萎えるリアクションをされる可能性が高まる。

自分の良いと思うモノを信じて、ぶれることなくひたすら突き進んでいく先に、「天下の大将軍」があるんじゃないかと思う。

違うか。笑

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