はみだして なじめ :アイルランド留学【43日目】

久しぶりにONE OK ROCKを聴いてみました。

なんだかすごく目頭が熱くなりました。

あぁ、この人たち本気で世界で戦っているんだなぁと。


私が高校生の時には毎日のようにONE OK ROCKを聴いていました。「完全感覚ドリーマー」とかが出たくらいの頃だったと思います。「内秘心書」とか「The beginning」をコピーしてバンドで演奏したことを覚えています。

大学に進学してからは、60,70年代の昔のロックとか、ジャズとかも幅広く聴くようになったので、あまりONE OK ROCKの新譜などもチェックできていませんでした。

そんな中で、「そういえばキングダムの映画の主題歌ワンオクだったよなぁ」とふと思い出し、YouTubeで聴いてみました。

今更言うまでもありませんが、歌詞も英語メインになり、曲調、音の厚みも以前から明らかに変わって、「世界サウンド」ともいえるような仕上がりになっていました。

曲自体に感動したのももちろんですが、その「変化を恐れない姿勢」に本当に胸を打たれました。

曲のクオリティは圧倒的ですが、曲調を変えるということは、下手すると昔からのファンを失ってしまったり、色々な批判を受ける可能性もあります。「〇〇アルバムまではこのバンド良かったよな〜」なんて言われてしまうこともざらにあります。

それに、邦楽ロック好きな人はなぜか洋楽は全然聞かないみたいなことも多い気がするので、洋楽チックな音楽性に舵をきるのは、国内市場を目を向けるとかなりリスキーではないでしょうか。

安定的に今の地位を保つとしたら、すでに人気が出ている曲調で曲を作り続ける方が賢いともいえます。もう国内ロック市場では、カリスマ的な存在だとは思うので、そこから食いっぱぐれることはないとは思います。

そんなことは本人たちもわかりきっていると思いますが、それでいて、すでに一定の評価を得た国内であぐらをかくのではなく、世界という新しいステージに挑戦していくのは相当の覚悟ではないでしょうか。本当にかっこいい。

比べるのもおこがましいですが、自分もがんばろう、と思いました。

彼らのような明確な目標も技術もなければ努力の量も圧倒的に足りていませんが、日本の一般的なレールから一旦外れたというところに勝手にシンパシーを感じています。笑

なんだかまたやる気が漲ってきて、今日はずっと家にこもってcourseraで「Machine Learning」のオンライン授業を受けていました。英語字幕で聴いてもかなり理解できるようになっているので少しづつ英語力もついているようで嬉しいです。

具体的にやりたいこともなければ将来のビジョンもよくわからないし、隙あればサボることばかり考えてしまうようなゆとり世代の人間ですが、悶々と考えて結局何も変えられないよりは、「今日好奇心を持ったもの」にフォーカスして何か一つでも自分の中で変化を起こせればと思って生きています。

その先で、こうやって世界で戦っている人たちとお酒を飲みかわせるような未来が待っていたら面白いだろうなぁというおこがましい夢をたまにみます。

はみだして  なじもう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?