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「批判」を恐れなくなるには


突然ですが、「批判的」という言葉を聞いてどのようなことを思い浮かべますか?

これまでのわたしは、瞬時に「うっ」と怯むような感覚になったり、「批判はしたくないな」など、攻撃をしたりされたりするイメージが湧き、ネガティブな印象を持っていました。

実際、ベネッセ新修国語辞典によると

「ものごとのよしあしを考えて、評価・判断すること。とくに、否定的な評価・判断をすること。」

とあり、やはりあまりポジティブなイメージは湧きません。

しかし、本来の意味は全くと言ってもいいほど違うものであることを知る機会があり、とても驚きました。


わたしが出会った資料によると批判的思考とは、

①論理的・合理的思考であり、規準に従う思考
②より良い思考をおこなうために、目標や文脈に応じて実行される目標志向的思考
③自分の推論プロセスを意識的に吟味する内省的・熟慮的思考

であって、決して他者を攻撃するというようなネガティブな思考ではなく「より良い思考をおこなうため、他者および自分に対して広く使われるもの」

というもので、これまで抱いていたイメージと全く違うものでした。


以前から、感情をはさまない議論や多角的な視点から物事を観(み)ることの重要性は感じていたのですが、おそらくこれも「批判的思考」にあてはまるのだろうと思われ、

これまで抱いていたネガティブなイメージから一転して「批判的思考」の必要性と重要性を強く感じるようになりました。


「否定的意見」を「素材」として扱うことでより良い状態へとブラッシュアップしていくことは時に難しく感じることもあるかもしれませんが、これからはより一層意識していきたいなと思います。


ちなみに個人的には、近しい人とのコミュニケーションの中で価値観や認識の相違があるときのやりとりが最も難しいと感じるのですが、

どれだけ感情的にならずにお互いが「批判的思考」をツールとして使いこなせるかが、関係性をより良いものにしていくにあたっての重要なポイントなのだろうなと思います。

とはいえ、あまり合理的であることにこだわりすぎると味わいのない世界になってしまうので、匙加減も大切にしたいなと思いつつ、、、

それにしても言葉というのは不思議なもので、「批判」という言葉からネガティブな印象が薄れることで、自分の中から一つ恐怖が消えたような感じがしています。
さて、今日はどんな新しい発見があるのでしょう^^

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今日の記事でまだしっくりこないなと思われましたら、こちらも参考にしてもらえたらと思います。

「心が自由になると無理なく動けるようになる」

最後までお読みくださってありがとうございました。

またお目にかかれますように^^

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