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Vol.185 ローズウッド・プノンペン【Rosewood Phnom Penh】

先月のカンボジア・プノンペン旅行では、ローズウッドホテルに滞在しました。
市内中心部に聳える商業ビル Vattanac Capital Tower の高層階に位置しています。このVattanac Capital、低層階のショッピングゾーンにはシンガポールのティーブランドTWGをはじめ、BalenciagaやBrioni、Canaliと言った高級ブランドが入居していて、正直カンボジアにこうしたブランドが入ってきているとは想像していなかったので驚きました。この建物だけバブルな異彩を放っています。

ラッフルズホテル正面から見たVattanac Capital

バンコクからのフライトが早朝便で空港からGrab(配車サービス)を拾っても午前11時過ぎにはホテルに到着しました。「お昼の到着であれば部屋に案内しますよ」と事前に頂いていたのですが、それより早くに着いてしまいました… が、迅速に準備を整えてくれました。

このクラスのホテルになると、事前にご丁寧なメールをよこし、ウェルカムメッセージと共にリクエスト事項などを細かく聞いてくれるのですが、この辺りの対応も完璧、そしてチェックインのホスピタリティも文句なしでした。特に今回、カンボジア旅行は初めてだったので、イミグレとGrabを除き実質的に最初のコミュニケーションをとる事になるポーターやレセプションの印象は私にとって大きな意味を持った訳ですが、流石ローズウッドと感心すると共に早速カンボジアの人々の 心からの ホスピタリティに触れることとなりました。「心からの」が大切で、発展の陰でコロナ後の人手不足で価格に反比例してサービスレベルの低下を感じる場面の多くなった国際都市が、どこかに忘れてきてしまった?大切さに気付かされます。

部屋はメコン・スイート。文字通りメコン川を眺望し、眼下にはアメリカ大使館やラッフルズホテル、そしてワット・プノム(お寺)を拝みます。そして不思議な事に人っ子ひとり歩いていません。ざっくりした印象では、リバーサイドなど一部の決まったエリアを除き、人はあまり歩いて(散策して)いませんでした。

Rosewoodのロゴ入りRemork

翌日は、朝からホテルのRemork(tuktukのような乗り物)で市内の主要観光地を案内してくれるサービスを利用しました。今回の旅で最も思い出深い経験の一つです。プライベートチャーターで4時間かけて、王宮やミュージアム、マーケットなどをホテルのスタッフが案内してくれる素晴らしいサービスです。初日に訪れた虐殺ミュージアム以外は特にちゃんと調べていなかったので、むしろ新鮮な発見の連続でとても楽しかったです。

独立記念塔
王宮
国立博物館

続いて館内飲食。カクテルタイムにラウンジでアルコールを愉しめるサービスがあるほか、ルーフトップのバー Sora もあります。最近訪れたルーフトップの中でベストでした。眺望は勿論、音楽も安易にEDMに流れず落ち着いたBGMが程よいボリュームで響き、接客も安定しています。恐らく立地や価格もあるのでしょうが、そこまで混んでいませんでした。因みに関税の違いなのでしょうか、ジャパニーズ・ウイスキーなどの価格がシンガポールは勿論、バンコクと比較しても圧倒的にリーズナブルです。山崎や白州など良いお酒を比較的、手頃にエンジョイできました。

ラウンジ
Sora
Iza

同じ階にはジャパニーズレストラン Iza が隣接しており、飲んでいたら小腹が空いてきたのでバーのスタッフにお願いして席を用意してもらいました。Zumaみたいにフュージョンぽい感じかなぁと正直あまり期待していなかったのですが… ちゃんと美味しかった😅 こっちはバブリーなエキスパット達で賑わっていました。

朝食
マンゴーのフレンチトースト

朝食も味・接客とも素晴らしく、2泊目以降はこちらから名乗らずともちゃんと名前で呼んでくれます。「サービスが行き届いた」と言えばその通りですが、その大前提にある、その人本来に宿るホスピタリティを感じる場面がとにかく多かった。繰り返しですが、発展の影でどこかに忘れそうになる、大切なことを教えてくれる旅でした。

トンレサップ川とメコン川が交わる

フライトでバンコクから1時間弱で行けるプノンペン。またそう遠くない未来に訪れて、そしてその際はまたローズウッドのお世話になろうと思います。リピ確定、大満足の滞在でした🙏

*******Disclaimer*******
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