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本と目が合う
特に目的もなしに本屋に行きぶらぶら並べられた本たちを見ていると、時折り、1冊の本が目に留まことがある。
手に取って全体をぱらぱらとめくって目次をさらっと確認して裏面の要約みたいなやつを読んでみる。
そのような、大量にある本から、一冊に目が留まる瞬間。
そんな瞬間を、思想家で武道家である内田樹先生は
「本と目が合う」
と表現されていた。
実に的確な表現であると思った。だって本当に、本と目が合う。
そのようにして、我々は今読まなければならない本を、ときに思考や価値観や固定観念をガラッと変えてくれる本を、「本と目が合う」という直感を通じて先駆的に発見し、本と出会うのである。
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