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2021稲刈り

のまはらの稲刈りは無事に9月中に終了しました。今年もコンバインさんの機嫌をうかがいながら、笑いありハプニングありの楽しい稲刈りとなりました。

都祁の稲刈り

山を下った平地に比べると約1ヶ月早い稲刈り。収穫する米の品種はコシヒカリ。東北などで主に栽培される品種です。

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今回は、実際に作業に参加した2面の田んぼの稲刈りを中心に活動をまとめたいと思います。

おにぎりさん

名前の通り三角形の形をした田んぼです。入り口が少ししゅるいので、手刈りでカバーします。

コンバインの運転手以外は、畦下の草刈りや米袋の準備などを同時に進めていく連携もお見事。

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三角形の大変なところは、60°ターンをしないといけないこと。キャタピラなので割と小回りが効くとはいえ、大変。

方向転換の際に、何度か端の稲を数株踏み倒し、ヤバいと内心思ってましたが、終盤はかなりキレ良く回れるようになり。収穫ロスもなしです。

綺麗に区画整理された田んぼも羨ましいところですが、中山間地域ではそう見慣れない田んぼの形でもありません。6条刈りコンバインなんかそもそも入り口でつっかえてしまいます。

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それでも、この先農家さんが減って、集約的な食料生産がより必要になったとしても、この”おむすび”のような零細な田んぼも、維持され続けるような寛大さと柔軟性が地域に残ってほしいと改めて感じました。

キャタが切れた!

お年寄りのコンバインですが、今年も頑張って走ってくれました。ただ、身体のいろんなところも痛むようです。

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まさか、これが切れるのかという場所ですが、キャタピラのタイヤが半分くらい裂け切れました。田んぼの中に座礁みたいなことにならなかったことが不幸中の幸いです。

他にも内部のベルトが切れたりと、何度か作業中断。それでも、今年のコンバインの頑張りには拍手を送りたいと思います。

もち米救出

稲刈り最後の田んぼは、もち米。8月の長雨後に全体の約半分が倒伏被害に遭いました。

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もともと、もち米は米に比べ茎が伸びやすい傾向があるようで、倒伏の可能性も高いそうです。今回の倒伏の原因が気象条件によるものなのか、病気なのか、それとも栄養過多なのか明確ではありません。

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しかし、年末の餅つきなどイベントに欠かせないばかりか、試作中の黒豆餅の原料としても活躍しそうなので、少しでも収量を上げたいとコンバインですくい上げながら収穫作業を開始!

ゆっくり焦らず

湿った稲の処理はコンバインにとっても非常に負荷が高いようで、たまにゴゴゴゴゴと激しめの音がしたり、白煙が中から出てきました。そんな時は、スピードを抑えたり止まって様子を見たりと焦らず刈っていきました。

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地道に作業を続け、コンバインがようやく田んぼから出たのは夕方の5時半を回っていました。辛うじて、ライトを点けるまではいきませんでしたが、長丁場の稲刈りが終了したことで満足感がありました。

さらには5月の田植えから長期的にお米作りに関わることができ、思いどおりの収穫物が簡単に取れるほど農業甘くないなと身をもって体感しながらも、こんなに苦労したら、絶対おいしいはずだという謎の自信が生まれてきます。早く新米を食べたい!

10月より待ち受けるのは枝豆の収穫です。団体としてもイベントの開催なども段階的に再開していくということで、秋の自然を満喫しながら、ますます充実した活動を続けていければと思います。

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