美大、芸大に入りたい方、気になる方へ
どうも、GINです。
私は現在美大生をしています。
多摩美に行っているのですが、
やっぱり母数が少ないからか、珍しがられます。
僕は個人的に、新しい出会いの場に行く機会が多いので
もちろんいい話題になりますが、
美大、芸大生に憧れを持っている人が多数いる中で
僕は美大、芸大にくることをおすすめできません。
なぜ僕が美大芸大にくるのをおすすめしないのか
基本的に僕は美大に入るという選択をしたことを後悔しているわけではないですが、
とりあえず忙しすぎます。
もちろん学科にもよるので、
僕のいる多摩美に中でも一番忙しいデザイン学科について
話していきます。
大学の中でも一番忙しい、大変だと言われてるのは医学部ですよね
個人的には、医学部は試験前だけはやばいですが
ならしてみたら美大の方が忙しいと思います。
なぜ美大、芸大は忙しいのか
大学生なので、もちろん課題があります。
その課題がとにかく忙しいです。
今の学生なら、Chat GPTなどのAIツールを使って、レポートも簡単に作れてしまいますが、美大はまずレポートがありません。
あっても、A4一枚に、デザインをしながらレポートを書くことを求められます。びっくりですよね。面白いですけど
課題は基本制作なので、Web作ったり、絵を描いたり、映像を作ったり、空間デザインやってみたり。
やることは学科によって様々ですが、
課題に終わりがありません
やろうと思えばいくらでも、
ブラッシュアップができるからです。
多摩美ともなると求められるクオリティも相当ですし、
デザインなんてアイデアゲーなところもあるので、
相当、アイデアが良くないと
手を抜いたらバレますし、
アイデアが何も出ないと、一生課題が終わりません。
平気でみんな徹夜してます。
試験とかはなので、毎週課題が出たら終わりです。
音楽系の子も、毎日毎日練習してます。
発表会があればそれまで練習続きです。
演劇の子も、舞台までずっと頑張ってます。
絵を描いてる子も講評までずっと直しをしてます。
過去問なんてないし、
先輩の過去作品なんて見たら、
寄ってしまっていい作品ができないこともあります。
AIには作れないものを作っています。
400字書いたら終わりじゃないです。
赤点回避したら終わりじゃないです。
主席したら終わりじゃないです。
自分が納得いくまで、やりつつけなきゃいけないのがこの世界です。
それでも行きたい人へ
もちろん好きなら、楽しいです。
でもそれだけじゃなく、大変なこともたくさんあります。
世間からはやりたいことやってる子たちに見えてるかもしれませんが、
それだけじゃないし、やりたくない課題もあります。
一般の特にやりたいこともなく、大学生を謳歌している人を見たら
羨ましくもなります。
バイトにサークル。時間がなくてやってない人が一般大に比べて多いです。
もし周りに入りたい子がいたら、
みんなが想像するような人生の夏休み的な大学生活を放棄する覚悟を持ってほしい。
僕はうまくやっていましたが、どうしても学校をサボりがちでした。
両立はほんとに厳しい世界です。
結果出すのも厳しいです。
お金もめちゃめちゃかかります。
楽器代、絵の具代、画材、カメラ、専用ソフト、パソコン
全部自腹です。貸し出しもありますが
どうせ自分のものがいるので、学費も高いのに
この辺もお金かかります。
散々言いましたが、やりたいことやれるのはとてもメリットだと思います。
これを聞いても、美大芸大に行きたい人がいたらもう、
行ってください。
その気持ちが誰にも止められないと思うので、精一杯頑張った方がいいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?