見出し画像

はずははずれる!ー思い込みの罠から抜け出す3つの鍵ー

1 はじめに

日々の生活やお仕事の中で、「あれ、おかしいな。確かにやったはずなのに…」と首をかしげた経験はありませんか?私も「やったはず」なのに「できてなかった」という「はずははずれる」失態はたくさんあります。

そんな経験から、人間誰もが持つ「思い込みの罠」について深く考えさせられました。今日はその気づきを共有したいと思います。

2 「はずははずれる」思い込みの罠

「やったはず」という思い込みは、私たちの日常に潜む静かな脅威です。心理学では、これを「やったはず症候群」と呼ぶこともあります。この症候群は、実際には行っていない行動を行ったと誤って信じてしまう認知バイアスの一種です。

例えば、メールに添付ファイルを付け忘れる、会議の日程を間違える、重要な連絡を忘れるなど、一見些細に思えるミスも、この思い込みが原因で起こることがあります。問題は、こうした小さなミスが積み重なると、取り返しのつかない重大な失敗に繋がる危険性があるということです。

私たちの脳は効率的に機能しようとするあまり、「やったはず」という思い込みを作り出してしまうのです。しかし、これはビジネスの世界では通用しません。「はずははずれる」ことは致命傷なのです。

3 学びと気づき

この「思い込みの罠」から抜け出すために、私は次の3つの重要なポイントに気づきました。

(1) 確認の習慣化
「確認」は最も重要な防御策です。メールを送る前に添付ファイルを確認する、会議の前日に日程を再確認するなど、確認作業を習慣化することで、多くのミスを未然に防ぐことができます。

(2)集中力の向上
マルチタスキングは生産性を下げ、エラーを増やす可能性があります。一つのタスクに集中することで、思い込みによるミスを減らすことができます。瞑想やマインドフルネスの実践も、集中力向上に役立つでしょう。

(3)責任感の醸成
些細なタスクであっても、全てに対して責任を持つ姿勢が重要です。「誰でもできる」と軽視せず、全ての業務に同等の注意を払うことで、思い込みによるミスを減らすことができます。

これらのポイントは、個人の努力だけでなく、組織全体での取り組みも重要です。チェックリストの導入、効果的なコミュニケーションツールの活用、健全な職場文化の構築など、未然防止するために「仕組み化」してシステム的なアプローチも考慮に入れるべきでしょう。

4 今日の確信設定アファーメーション

私は今日、一つ一つの行動を意図的&意識的に確認します。思い込みではなく、確実な行動で信頼を築きます。

5 おわりに

「はずははずれる」という言葉は、私たちに重要な警鐘を鳴らしています。しかし、これは決して悲観的なメッセージではありません。むしろ、自分自身の思考や行動パターンを見直し、より確実で信頼性の高い仕事をするチャンスです。皆さんも、自分の「はず」を見直してみませんか?

この記事が参加している募集