ウイスキイを飲みながら 24/04/12

ウイスキイを飲みながら、プロ野球を観る。今日も一日が終わる。一日の長さというのはその時々で感じ方が変わってくると思うが、最近はとても短く感じる。当然、4月という月もどんどんと終わりへと向かってゆく。これを時間の流れを、敢えて、虚無そのものだと言ってみる。別に、何か善い事をしている訳でもなく、何かを生み出している訳でもない。ただただ、何もよくわからないまま、時間だけが過ぎていくのである。この時間に意味があるのだろうかと問うてみる。けれども、意味などと言った何かに支配をされたくないとも思う。結局私は意味とか価値とかいう言葉を嫌っているのである。だからこそ、簡単に、自分の人生を「虚無」と言ってしまう事が出来る。ああ、ニヒル。ニヒルである。

とは言え、今日は何もしなかった訳ではない。午前中こそ普段通りダラダラと過ごしていたのであるが、昼過ぎからは、友人達と組織している例の任意団体の活動について、そのメンバーである友人と会議をしていた。「新年度」がいよいよ始まっている。今日は一歩も外へ出ていないのでわからないが、どうせ、桜ももうかなり散っているのであろう。よいとも、来るなら来い、新年度。今年こそは、この激動を逞しく乗り切ってみせる。ニヒルが、ニヒルのまま、嘆きながら生きて、何が悪いのだ。目が見えなかったり、耳が聴こえなかったりする人が居るように、そういう人だって、居るだろう。

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