雨男本領発揮(最近読書についての記述あり)

今日は久しぶりに大阪へ行く。しかし大雨である。今日は普段は会えない人と久しぶりに会えるという事で、通常よりもこの大阪行きを楽しみにしていたのだが、この有様である。まさに雨男の本領発揮と言える。現在は乗っている列車が地元の駅を出て数分経ったという時分であるが、短時間歩いただけで作務衣の至る所が濡れてしまった。その昔、大雨の日に25km程歩くという苦行を試みた事があるが、この今の濡れた不快感を思うと、よくそんな苦行に挑戦をしたなと我ながら感心する。

この辺りで少し、読書に関する記録をしておこうと思う。昨日、この最近楽しく読んでいた、倉田百三の『法然と親鸞の信仰』を読み終えた。この本、実に素晴らしかった。浄土思想及び浄土真宗、或いは仏教に興味のある方には是非オススメしたい。(因みに、この本以外にもオススメの仏教書は多くある。興味があればコメントを頂きたい。)この本を読んで、私が知るべき事は弥陀の本願なのだと改めて思った。なので、ネットで評判を調べ、曽我量深の『歎異抄聴記』を購入して読む事にした。曽我量深の名前は以前から存じていたが、具体的にどのような人物かは知らず、この本の購入はやや挑戦である。難解ではあると予想するが、とりあえず何とか読み通したいと思う。

しかし、今日から読むのは『歎異抄聴記』ではない。それより前に購入していた本があるので、まずはそちらを読む。題名は『保守主義とは何か』である。中公新書の本である。新書という事もありさくさくと読めるのではないかと思い、本を積み上げてはよくないので、先にこの本を読もうと思い立った次第である。ただまあ、これは余談であるが、この『保守主義とは何か』を本屋で購入した時に私は、この本の値段の安さに大変驚いた。学術文庫等は1500円程するものがザラであるのに、この新書はなんと800円程であった。新品の本がこんな値段で買えていいのだろうか。とは言えそれは兎も角、そろそろ日記の執筆ではなく読書に移りたい。現在地は山科駅である。

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