自由への進撃というとてつもない熱量。
こんばんは。
私は進撃の巨人の結末をまだ知らないので、
どうか、どうかネタバレなしでお願いします…!
進撃の巨人が好きなオタクがエレンの行動源泉について語ろうと思います。
ちなみにエレンがここまでこだわる自由とは何でしょうか、人は生まれながらにしてみんな自由だというのは、自分が生きる運命を選ぶ選択権は本来全て自分にあるべきだ、という意味だと私は解釈しています。
これは勝手な考察(これを書いている私はちなみに物語の結末を知らないので憶測で全て書いています!!)ですが、
この進撃の巨人の世界の人々はみな運命が誰かによって定められており、その定められた運命に抗い、運命から解放され、人類が本来あるべき自由な存在になるための呼び水としてエレンのような進撃の巨人が生まれたのではないか、という勝手な予想です。
ここからは完全に、感情任せのオタクの感想でしかないので読みたい人だけ読んでください笑
私が進撃の巨人と出会ったのは2013年、当時中学生でした。アニメで初めてこの作品を知り、そして大きな衝撃を受けました。
とても哲学的な登場人物達のセリフ回しと物語のメッセージ性、登場人物の彼らの行動源泉は確固たるもので筋が通っていて、キャラクター一人一人の行動に矛盾がなく、まるでこの世に生を受けたかのように血が通っていました。
よく練られたストーリーの構成、あちこちに張り巡らされた伏線と世界の謎、キャラクターの魅力的なビジュアルと魅力的な性格、かっこいい武器と制服、感情を揺さぶられる劇伴音楽(澤野弘之さんリスペクト)、重厚な効果音、緻密な素晴らしい作画、アクションシーンの迫力、声優さんの魂のこもった怪演。挙げればキリがありません。
そして来年の1月に進撃の巨人のアニメが完結しそうということで、改めて進撃のシーズン1の12話を見返して思ったけど、やっぱりアルミンって常人離れした洞察力と思考力がある。
エレンの行動源泉は進撃の巨人としての習性と完全に合致してる。
誰かを守りたいとか外の世界に出たいよりも大きな行動源泉がある。
「俺がこの世に生まれたからだ!!」に全てが入ってると思います。
「壁から出ればそこは地獄なのにどうしてエレンは外の世界に行きたいと思ったの?」
という問いを最適解として導き出したアルミンがガチの天才すぎる。
当時の私はこのシーンを見て大袈裟ではなく、生きる勇気が出ました。
人は生まれながらにして自由な存在だ。
なぜ今までこのことに気づけなかったのだろう、と。
そして、主人公らの行動源泉までも物語の伏線に含まれている徹底ぶりはもう流石としか言いようがありません。
先程も記述したように、主人公たちは決して「誰かを守りたい」とか、「人の役に立ちたい」とか、「必要とされたい」とか、ましてや何も考えずに漠然と「外の世界を見たい」などという、そういうよくある動機で動いている訳ではありません。
この事については物語後半で明かされる(そこまでは読んだ)のですが、作者である諫山創先生の仕掛けた大どんでん返しにはまんまと引っかかりました。
いや、今まで見てきたはずなのに。なんでこのことに気づけなかったんだろう。心の底からそう思えるシーンでした。
少し自分語りをすると、私は15歳まで人に依存して生きてきて、それは「自由」とは大きくかけ離れている訳で。
15歳で依存から脱することができたのは、少なくともエレンのこのセリフが影響してるのは間違いないと思います。
それぐらい私の人生は進撃の巨人に影響を受けている。
そして話を戻すと、この選んだ言葉たちがここからどういう風にブレてもエレンは動かなかったと思う。ピンポイントでこの言葉を選んだからエレンは動いたのだと思う。
人の心を動かすのって難しいはず。だからアルミンは本当に天才だと思います。
どんな時でも自由を求めて進み続けるのが進撃の巨人ということで、
どこまでもエレンは進撃の巨人だったってことだ、本当すごい。
諫山先生が創るキャラ達の話の筋の通し方、特に行動源泉の描写があまりに巧妙すぎる。
心理学でも齧ってる?
しかも次の13話の題名が「原初的欲求」てあまりに巧妙すぎるだろ。つまり行動源泉についてを格好よく言うとこうなるということですね。
1期のとあるシーンとリンクしていたのでつい。
これはもうわかる人にはわかりますね。
ジャンとのあのシーンがまさにこんな感じだった。
お前がちんたらやってる間に痛い目に遭って学んだ格闘術だ!!ですね。(これで合ってるっけ)
壮大になってきました。
わーい。自由だー。
せや。自由とは自分で選びとって獲得していくものだと思います。いくらこの世界が残酷であろうと。
獲得する進撃を続けた者が自由を手にする!
さぁ!自由への進撃を初めよう!()
ふざけすぎました。
生きよう。おやすみなさい🛏🧸🌙.*·̩͙