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親が突然介護になってから亡くなるまでの一つのストーリー

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人生も50代に差し掛かると親が突然介護になることに遭遇します。 突然介護になった場合、その周囲はどう行動すれば良いかを実事例を元に紹介します。
このマガジンでは、10節に分けて実事例を元にした経験を纏めています。
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2024年3月の記事一覧

不安定なお腹

6月は私たちにとって二つの特別な日があります。28日は私たちの出逢いの日、30日は家内の…

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Atsu
2か月前

またか…

6月に入り家内の体調も安定したため、ストーマ閉鎖手術の日程が決まりました。手術日はこの年…

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Atsu
2か月前
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生活の見直し

家内が退院して2週間が経過した頃には、鎮痛剤を飲まなくとも痛みをなんとか我慢できる状態を…

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Atsu
3か月前
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セカンド・オピニオン

春、日本は桜の季節を迎えます。近くの公園では桜が咲くので、お酒とおつまみを持って夜桜を楽…

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Atsu
3か月前
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新たな人生

退院した翌日、家内が無事帰ってきた安堵感とこれまでの心労も重なり起床が遅くなりました。こ…

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Atsu
3か月前
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嵐の中

一日一日が経過し、口を含めた身体の穴から管が少しずつ外れていきました。慣れないストーマの…

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Atsu
3か月前

想定外

病院に着いてナースステーションに問い合わせたところ、家内の携帯含めた貴重品を渡すだけで面会はできないと言われました。が、状況がさっぱりわからないし納得できないので、しばらく食堂で待機しました。 食堂と言われる場所は、患者の家族が手術中に待機できるよう机と椅子がいくつかあるスペースです。 少し待ったところ、家内から看護師さんと一緒に歩くから食堂の外で待っていて、と携帯へ連絡がありました。 本来とても面会できる身体でないにもかかわらず、家内は夫が来ているなら会わせてくれと看護師

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深夜の緊急手術

事故を起こさないようスピードに気をつけました。慌てないつもりが、運転免許証を入れた財布を…

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Atsu
3か月前
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まさかの事態

3月2日入院、4日に手術となりました。 コロナ禍のため入院、手術、退院の日以外の付き添い…

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Atsu
3か月前

病院の変更

2月のはじめ、総合病院での検査が続きました。検査期間の間、家内とも複雑な心境で過ごしまし…

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Atsu
3か月前
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暗闇の中

「がん」とは正常な細胞が遺伝子のコピーミスなどが原因となり細胞分裂が暴走した状態です。 …

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Atsu
3か月前

青い空と凧

衝撃の出来事から1週間が経過し、組織の病理検査を聞く日を迎えました。先週の雨の天候とは違…

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Atsu
3か月前
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慟哭(どうこく)

その夜、本当に現実なのかと頭の中がぐるぐると回りました。母が亡くなった時も、父の胃がんと…

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Atsu
3か月前
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ごめん

その日は金曜で、コロナ禍のため世間では在宅ワークが浸透していた時期でした。 検査は午後からであり、在宅ワークだった私は家内を送り出しました。 本当は不安から一緒に検査に同行してもらいたかったと、後になって聞きました。 以下は家内から聞いた内容です。 クリニックで血圧を測ったところ上が200を超えており、検査で何かあるのではと予感して動揺したのではと思ったそうです。 それから検査が終わり、カメラ画像を見ながら医師から説明を受けました。 大腸の奥から直腸に向かってしばらくきれ

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