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日記【 ブラック企業とアメリカオニアザミ (駆除対象) 】

正直に告白すると、ミミズは気持ち悪い。
草取りをしていると、必ず現れる。しかも彼らは思いのほか速い。どれくらい速いかと言うと、
マヨネーズのチューブをぎゅと絞ってギュルルと出てくるマヨネーズみたいな速さだ。どうだ、キモイだろう。

しかしだ。
彼らは土を耕し、栄養を排出し、花たちに最適な、ふかふかな土壌を作ってくれる。感謝しなくてはならない。
そんな時私は、心に風の谷からナウシカを召喚して
慈しみの目をもってミミズに感謝する。
「だけど、いい虫だわ」(これは、銀河鉄道の夜だわ)

この時期は、草取りに忙しい。大雨が降って花がダメになる間にも、雑草ばっかり元気に伸びる。
まあ雑草と言っても、私が自分の価値観をもって勝手に雑草認定しているだけで、場所や人が違えば、それは雑草じゃない。

「置かれた場所で咲きなさい」みたいな言葉を聞いたことがある。マザーテレサだっけ?
環境に不平不満を言わず、自分なりに努力してそこで咲きなさいと。
ちょっとテレサ、こっちに来て、
公序良俗の範囲をはみ出まくるブラック企業で働いてごらんなさい。咲けるかい、そこで。

「石の上にも三年」まことしやかに囁かれるこの言葉だが、
気にしない方がいいと思う。
雑草をぞんざいに扱う場所で、3年かけて花を咲かすことが出来るか?枯れずにいられるか?
中には頑張れる人もいると思うけれど、雑草にだって種類がある。多分その人は、スギナかナズナかアカザかイネ科かアメリカオニアザミ辺りなんだろう。あれは強すぎて困る。

アメリカオニアザミではないあなたが元気に伸びて花を咲かせたいのなら、
ミミズが耕した、あなたが健やかに育てる土地に越した方がいい。

でもひとつだけ。
ガーデニングをしている土地には越さないでくれ。

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草取りマジ大変なんすよ。

のがの




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