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考え方の癖を正すだけ

3年前までの私


ただの主婦。
私はこの言葉が好きじゃない。
“ただの”って何?主婦の仕事を思い浮かべるだけでずらっと並ぶ数のタスクがあり、それをこなしていく毎日は容易ではないはずです。

それぞれ環境が違い、同居をしている・地元に住んでいて頼る親が近くにいる・地方暮らしで旦那さんと二人三脚で何とか子育てもやらなきゃいけない・ワンオペで子供のことは自分しかやれる人がいない。
本当に色々ですよね。
そんな中で、365日土日や盆暮れ関係なく家事は休みなく続き、もちろん子供がいればその用事もあります。

これを家事代行にお願いしたり、シッターさんにお願いしたらいくらお支払いするのか世の中の男性は理解しているだろうか??

だから、主婦だって立派な仕事なんですよね。

さらに言うと、主婦の前に『専業』がつくと私の感覚ではもっともっと肩身が狭くなる。

『いいなぁ~、好きな時にランチ行けて。』
『いいなぁ~、毎日が夏休みで。』
『いいなぁ~、旦那さんの稼ぎだけで生活出来て。』
『旦那さんには文句言えないね』

まだハンドメイドを仕事として始動していないころ、どれだけの言葉にグサッっと来たか。

私だって頑張ってる!!って言う自信はあったからどうにかおかれている環境の中でやりがいを見つけてその中で充実感はそれなりに得ていました。

でも、その中で
って今思えばとってもとっても小さな世界。
抜け出したいって気持ちはずっとあっても、どうしたらいいか分からず、行動する前に諦め、それで納得してごまかしてきたんですよね。

外で働きたいけど、夏休みとか子供いるし…
1人で遠出したいけど、家族のごはんとかしたくあるし…

って、けど・でも・だってが私の保身の言葉になっていたんです。

コロナを機に変わった世の中の認識

2年ちょっと前のある日、目にしたオンラインサロン。
コロナ禍で在宅ワークが注目され、外に働きに行くだけが働き方ではないという世間の認識が変わり始め、主婦でも始めやすい在宅ワークの選択肢がとっても増えました。デザイン・ライティング・オンライン秘書・経理・SNS代行・コンサル、今では多ジャンルの在宅ワークが増えて主婦でも輝いている女性が多くいますよね。

私は、当時、趣味から始まったハンドメイドでイベントへ定期的に出店するようになっていてただの主婦からは少し殻を破り始めていました。
そんな中でのコロナで出店先がなくなり、オンライン販売も出来るようになりたいと今の『ハンドメイド作家のためのオンラインサロン』へ入会を決めたんです。

その時私が出来ていたことといえば、
料理・子育て・PTA・地元の友達との交流・ちょっとだけパソコンくらい。
オンラインで勉強をするということは、パソコンを使ってあれこれするわけですし、写真を撮って紹介しなければいけない機会が増えますが、知識はほぼゼロ。
今思えばほんとにまぁ今の位置まで来たもんですよ。

小さな世界から大きな世界に飛び込んだ気分

はじめてZoomをつないで見た景色。
全国の作家さんと繋がった瞬間。
ハンドメイド作家と言えど、それぞれに個性があり、考え方も豊富で私にとっては刺激的なワクワクの毎日の始まりでした。
少しずつですが、いい意味で“普通”や“当たり前”の概念が崩れてていったんです。
そこでの交流からSNSの発信の仕方は大きく変わっていきました。
作品だけでなく、私も出していこうという違い。

これって自分の中ではかなり革命的で、顔出しなんて恥ずかしいし、作品以外のことは話しても誰が興味あんねん!!って思ってましたが、今じゃもう…ですよ(笑)
表に色々出すことで繋がることが出来た新たなお客様。
私の作り出すものが、県外へ届けることが出来るなんとも言えない幸福感が私の中の“でも・だって・だけど”を溶かしていってくれました。

自分の行動が周りを変える

主人との関係は決して悪くはありません。どちらかと言えば仲いい方です。
ハンドメイドを仕事にすることも反対はされたことはありません。
ただ、
ずっと遠慮していたし、先回りして先手打ってカバーする努力していたんですよね。
サロンに入ったときも、スタッフになる時も全て事後報告です。
それまでの経験上、家庭のことが出来ていれば反対はないと思っていたので。

サロンスタッフになったのは1年半くらい前。
それまでは普通のメンバーさん。
きっかけは地域のおまとめ役として誰かやって~という募集に私が手を挙げたのが始まりです。
そこでサロンオーナーであるチコちゃんと会って、唐突に
『ねぇ、スタッフやってよ~』
って声をかけてもらったのが最初です。
即答はできませんでしたが、後日やります!と返事をしてスタッフになりました。
とはいえ、スタッフといっても今のような中核をいきなり任されたわけもなく、始めは小さなことのお手伝いからでした。
サロン内の投稿をコピーして保存しておく。とか、サロンで使う資料作りに必要な画像を自分の写真提供するとか。その程度。
そこから、徐々に他のスタッフと分担してサロン内での司会をしたり、スケジュールを決めたりと少しづつ露出や任されることが増えていきました。
大きく動いたのは私があることをきっかけに
『チコサロの今後について』
っていうレポートをスタッフになって数か月経ったとき書いたんです。それをオーナーのチコちゃんに送ったら見てすぐに連絡をくれて。

『会ってこれについて詳しく話を聞かせて』
それが夢だったスタバでパソコンをした記念日です。

スタバでパソコンについてはこちらの記事を見てください。↓

そこからは今のようにチコちゃんと一緒に運営について考えたり、発信したりをするようになっていきました。

始めは
パソコンでコピーってどうやるんだ?
それを保存するってどこにやったら出来る?
共有ってなーに?
その程度の知識ですよ。唯一、タイピングは出来たのでそれだけが救い。
後は全くと言っていいほどの超初心者
未だに『大文字の打ち方ってどうやるの?』って聞いちゃうくらいですから、お察しくださいね。

それでも、元々の性格的なところ、
出来ない・分からないで終わらない。
他人事としてではなく全て自分事として考える。
これが功を奏して、勉強の日々が始まりました。

これね、例えば普段の生活で何かを学ぼうと思っても、それこそ簡単に言うと『お題』がないと何を学べばいいかってわからないと思うんです。
これが分からないから覚える。
これが出来ないから練習する。
みたいに、仕事で使うから覚えようとするし、きっと出来るようになったらもっと周りも私も助かるなって思うから努力をするんですよね。
だから、できない環境でもまずは飛び込むって大事だなって改めて思います。

こうしてスタッフとして活動させてもらいながら自分の作家としての活動は、主人も近くで見ていますから、興味がないわけもなく、私からも仕事のことは前よりも話すようになりました。
サロンにおいての私の立場だったり、将来の自分のあり方だったり、作家として出会ったお客様のことだったり、数字的なことだったり。
いつも作る作業もパソコン作業もリビングでしているので、話は自然と出来ますし、話すことで私のことを徐々に“ただの主婦”との認識から変わってきたように思います。

認めてもらうことで得る莫大なエネルギー

女性って自分のしたことや、発言に賛同してくれたり、褒めてもらったり、共感してもらったりって嬉しくなりますよね?
もちろん私もそうです。

作り出した作品が購入して頂けたら幸福感あふれるし、また作ろうと思う。
提出したレポートに感謝され、さらに評価してもらったら、もっと頑張ろうと思う。
発言したことに心打たれてきっかけになりました!って言われたら究極にテンション上がる。
認証欲求を満たすために何かアクションを起こすわけではなく、自分が行動したことが後から評価され、信用に繋がっていく。
そうすると“もっと、もっと”って高みを目指して頑張る努力が出来ると思うんです。
だから、誰かに認めてもらいたくてやるではなく、日々、目の前にあるものを一生懸命にやる努力することが結果としてそこに繋がっていく

その認めてもらえる環境のきっかけが私はオンラインサロン、チコサロでした。

実は思い込みなのかも

最近とっても思うのは、行動する前にきっと無理だろうな。きっと反対されるだろうな。ってやる前から諦めてしまうのは自分自身に問題があって、何か新しいことをやるにも不安が先立つし、何より環境に変化がない方が満足感はないかもしれないけど安心感はあるんですよね。
変わらなけれは今の現状から良くなることも悪くなることもないわけですから。
変わろうとしたらかなりのエネルギーが消費され、
自分がやりたい、行きたいと家族に告げることすらものすごくためらい、疲れます。
でも、それは自分が勝手に疲れて、勝手に無理だと気持ちをすり替えているだけで、実際に私もそうでしたが、家族に話すと拍子抜けでした。
もちろん私も話すタイミングや、行く時期や、いろんなことを想定しての決断なので受け入れてもらえたのもありますし。そして、いきなり1週間いません。とかではなく、スモールステップを踏んではきましたが、私が思っている何倍もあっさりと許可がおりたりするんです。

普段から話して共有すること。
しっかりとやることは最低限こなすこと。
相手の意見も取り入れる姿勢を見せること。
実績を残すこと。
結果を出して家族にも見せること。
要は、旦那さんの不安に思うことや、反対する点を解消していくことです。

私はいつもこなしてるんだから、あなたも出来るはず!だからやってよ!理解してよ!

ではだめということです。

これをコツコツすれば変わることが分かりました。

簡単じゃないけどできない事はない。
すぐには出来なくても1年で変われる。

自分ブロックを外すことがまずはスモールステップ。
出来ない理由を探さずに出来る方法を見つける癖をつけること
考え方の癖を正す
私もまだまだこれから。
身を置く環境がここまで変えてくれることを今、とっても感じています。


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