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ベンゾ系を断薬して思うこと(およそ60日目)

こんばんは、ノエルです。


精神疾患になるとかなり安易に処方されるベンゾジアゼビン系のお薬、、、使ったことのある方も多いかと思います。


抗うつ薬やベンゾ系のお薬を使う上で、切っても切れない話がこれらの薬の断薬の話です。


正直、僕は断薬しなければいいんじゃないの?と断薬で悩んだことは今まで一度もありませんでした。


処方の経緯はあまりに単純で

18歳の頃、謎の吐き気に悩んで訪れた内科と思っていた医者が実は心療内科でデパスを処方されたこと機に薬は増えて行き
約14年間でマイスリー、アモバン、ソラナックス、メイラックスなど時に処方量を超えて服用するようになりました。



ある日の晩、眠れないと思い少し多めに飲んだ記憶を最後にオーバードーズを起こしてしまいICUに数日入ることになります。
初めて自分に希死念慮があることも大変ショックでしたが、
今でも死ぬ気なんてない、、、

記憶のない内に致死量まで飲んでしまう自分から逃れるべく、
また向き合うべく、、、


医師に頼み、抗うつ薬も含めて全ての薬をこの機にやめたいと言いました。


それが今年2022年1月14日です。
およそ2ヶ月が経とうしていますので、経過と感想を書いていきたいと思います。
これから断薬しようとしている方の少しの参考になれば嬉しいです。



1.離脱症状はどんなものか?

残念ながら離脱症状は医師が説明する数十倍つらいものが来ました。

僕の場合はやめた直後に一切離脱症状はなく、なんだこんものかと思っていたら、一週間後に吐き気、腹痛、便秘、下痢、頭痛、倦怠感などの症状が一気にやってきて、さらに一週間後にはこの症状が増していきました。

肌は荒れ、口角は切れ、耳がちぎれて来ました(後にわかるのはアトピーを発症したようです)

医師などは、二週間もすれば症状はなくなると言いますが、そんなわけないレベルで体がおかしくなりました。
医者は処方は簡単にするくせに断薬の知識は皆無なのです。

症状治まるどころか二週間に一回強烈にやってきました。
もう希死念慮とか言ってられないくらい、もういっそ殺してくれと思うくらいの頭痛や吐き気がきます。
水を少し飲んだだけで内臓が出るんじゃないかというくらいもどしてしまいました。

現在はこの症状にビクビクしながらも、
少しづつ良くなって来ています。

2.準備できること、今だから思う断薬に必要なこと


率直に僕が経験して必要だと思ったことは、、、

1、人の支え
2、医者の助け
3、認知行動療法
4、資金繰りと時間

です。

1、人の支え
僕にあまりないものですが、体調がマシな時に応援してくれたり、連れ出してくれる友達や家族は絶対にいた方がいいです。
友達からのメールや電話はとても助かります。

2、医者の助け
もっとも大事なことかもしれません、様々な症状が矢継ぎ早に起こるので、
内科、消化器科、耳鼻科、皮膚科などで随時処置してもらうことが必要でした。
精神科のお医者さんは様々な症状には対応してくれません。


僕の場合は吐き気がひどく3日間水さえ飲めない時には迷わず点滴、
悶えるほどの頭痛には片頭痛の薬が効いたりしました。
発症したアトピーにはビタミン剤と塗り薬が効き、今は必要なくなりました。

これらで時間を稼いでいき、少しづつ個々の症状がマシになっていった感じです。
向精神薬を断薬したことが原因と思うと各医師にはっきり伝えたこともよかったと思います。当たり前ですが各医師は原因がわからないようで、こちらからそう伝えると症状を少しでも楽にしてくれようと親身に対応してくださいました。(逆に謎に抗生物質とか出してくる医者は迷わず無視しましたw)

そして外せないのが、精神科との連携です。
薬をやめるに当たって僕は主治医との一週間に一度の診察は必ず、
危なかったらすぐ電話で相談を実施しました。
実際何をしてくれるわけでもありませんが、次項の認知行動療法の相談と合わせて近況を報告していました。


3、認知行動療法
薬物療法から心理療法にシフトすることが踏み切るきっかけになりました。薬物療法主体の昨今では賛否両論聞こえて来ますが、自分で信じる治療を行うことが精神疾患には大事と僕は感じています。

あと正直、何もなく断薬だけしろと言われたら、一生薬を飲んだ方が僕はマシだと考えていました。治療の歩を常に動かしていくのは非常に大事と思います。

精神疾患と対峙してきた、僕の現在の結論ですが、
一年〜二年以上、薬を服用しても良くなっていないのなら、
生活習慣も含め、薬物療法以外のアプローチを見直していっても良いと思いました。(もちろん医師に相談の上)


認知行動療法は4回目を受け終わったところですが、手応えは良いです。(経過はさらに後日書きたいと思います)

4、時間と資金繰り
文字通りお金の心配は離脱症状の最中はできません。
僕の場合はですが、この状況で仕事など考えられませんでした。
当面の治療費と生活費を含め資金繰りと計画をしっかり断薬前にしておく、
ッメチャ大事です。

これを踏まえてポイントになるのが、

いつまで苦しむと想定するか?_
僕はとりあえず半年を目安に計画しました。
今後の経過はこれからも記して行きたいと思います。


時間に関しても、仕事しながらは不可能ですし、現状友達と出かけるのも辛いと思います。なのでどうしても一人っきりで過ごせる時間は必要です。



うまく伝えられるかわかりませんが
一番必要なのは今だけと乗り越えられる心の余裕だと思います。
それに必要な援助を自分で作っていくそれしか少なくとも僕にはできません。


余裕なんか持ちようのない状況でいかに持つか、、、
心が折れそうになっても頑張ろうなんて思わずただ苦しむ、、、
(まだ使ってないですが苦しすぎたら救急車読んでも良い覚悟でいます)


なんだか全然断薬するメリットを感じれない記事ですが、、、
僕は現在、断薬2ヶ月目に入ろうとしていて継続中です。
続けているということは何か希望に向かって進んでいるのかもしれません。。。


今後、もっと良いご報告ができたらと思いますが、
こんな感じの出たとこ勝負な闘病記、、、
暖かく見守っていただける幸いです。


精神疾患と戦うみなさんに尊敬とエールを送ります。


お読みいただきありがとうございました。


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