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夫が封印した潜在意識が顔を出す

《 鶴さん 》の存在が強くなり数か月。

ハイパーお仕置きタイム以来、
夫と話すと《 鶴さん 》が前のめりになります。

そして、ある日の夜明け前。
また夫の本質に触れる出来事が起こりました。

夫がその日の出来事を話してくれていました。
が、わたしはその奥に心の叫びを感じたのです。

「俺は悪くないのに」
「俺は間違ってない」

楽しく話してくれているのに、
夫は何かに激怒している。

心の叫びが気になり、
夫の話が頭に入ってきません。

たまらず聞いてしまいました。

わたしの質問を皮切りに、
日々の疑問や不満を話し始めた夫。

すると、みぞおちあたり。
5センチくらいの夫が浮かび上がってきました。

【リトル夫】と名付けましょう。

彼こそ、わたしが感じた心の叫びの主。
【リトル夫】がブチギレていたのです。

怒りの炎に全身を包み、
憤怒の相を隠しません。

目の前で話す夫と【リトル夫】は
氷と炎くらい温度差があります。

不満を漏らしてはいるものの、
【リトル夫】の心の叫びには程遠いのです。

【リトル夫】の言いたいことは他にある。

試行錯誤してみたものの、
わたしの声は【リトル夫】に届きません。

それもそのはず。
冷静な夫が邪魔をしていたのです。

冷静な夫にとって【リトル夫】は脅威なのでしょう。

ひとたび【リトル夫】が出てくれば、
創り上げた「冷静な自分」が壊れるようなのです。

しかし、現状突破の鍵は【リトル夫】にあります。

【リトル夫】は夫の情熱そのもの。
目標を実現する推進力が【リトル夫】なのです。

だとしても、【リトル夫】は荒ぶるタイプ。

制御不能を恐れて、
檻に閉じ込めたように感じました。

しかし【リトル夫】を解放しないと、
夫が爆発する気配を感じました。

結局、存在を感じるところで終わりました。

夫に話しましたが「?」という反応。

しかし、これでスイッチが入ったのでしょう。
この日を境に、少しずつ【リトル夫】の影は強まるのです。


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